エピソードガイド
【136巻〜140巻】


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136巻  【JCリスト】 【WJ本誌での作者コメント】 【Amazon】

136-1「両さんの春スキー!?の巻」
部長の招きで、中川麗子と共に“フランス”へスキーに行く事になり、ウキウキの両さん。だが実際の旅行先は、市の統合で誕生した“山奥県フランス市”だった。スキーをする気を無くした両さんは 気まぐれで屋根の雪降ろしを手伝うが、住民から感謝され「これはいいバイトになる」と…。
・サブタイトルや説明セリフが無ければ、かなり冬っぽい話。近年のこち亀は、実際の季節とズレた題材が扱われる事が多いように思えます(今話の掲載号発売日は、春真っ盛りの4月8日)。
《扉絵:スキースタイル両さん・中川・麗子(バストアップ)

136-2「亀有レトロタウンの巻」
町会長と商店街の人達が、町おこしのアイデアを相談するため両さんの元を訪れた。金欠の両さんが 借金帳消しを条件に出したアイデアは、町全体に昭和30年代の情景を復活させる計画。レトロ化した亀有は大人気となり、発案者・両さんも注目を集めるが…。
・町会長さんのセリフ「以前 町会長代理で町おこしに成功したじゃないか」は、87-5の事を指しています。
《扉絵:Vサイン両さん(バストアップ)

136-3「熱球の友情」
両さんと一緒に街を歩いていたは、かつて野球でバッテリーを組んでいた幼馴染み・小夜子と出会う。だが小夜子は、暴力団の一員として麻薬に関わるまでに堕ちていた。彼女を更正させたいと願う纏のため、両さんが一肌脱ぐ。
・纏の昔話を絡めた、シリアスムードのエピソード(121-3と同系統?)。
秋本先生が「(纏がソフトボール部と設定してから)ずっと描きたかった話」とのことで、絵の密度も近年の中では高め。コミックス収録時には、見開きの扉絵とオマケページ(P.S.)が追加されています。
・当サイトのカウントでは、今話が連載1300回。
《扉絵:纏と小夜子(見開き)

136-4「変わり将棋王両津!!の巻」
たち擬宝珠家の面々に、将棋で どうしても勝てない両さん。見えにくい代理駒を使うなど あの手この手で挑むが、結局は惨敗してしまう。負けず嫌いの両さんは、将棋を基本から学ぶべく、中川に紹介された先生の元へ。
《扉絵:両さん&早矢、川沿いにて》
・本誌掲載時の扉絵には、クイズ(135-4と同形式)として「両さんと早矢の違いは何?(ヒント:二人が持っている物)」の一文がありましたが、コミックスではカット。ちなみに解答はこちら。→「早矢は、弓道指導で東京武道館(綾瀬)にいった帰り。両さんは、自分の作ったつりざおで水元公園につりに行った帰り。亀有駅でばったり早矢と会って、今ブームの「中年ギャグ」綾小路きみまろのネタを早矢に聞かせて笑わしながら曳船公園を歩いてる図。」(文字色反転でどうぞ)

136-5「鎧でサバゲー!?の巻」
戦国時代に使われた本物の鎧を100万円で購入し、御満悦の大原部長。サバイバルゲームの打ち合わせをする両さんボルボに冷たい目を向けていたが、城を舞台にした戦国サバゲーと聞き、鎧を着てみたい気持ちが抑えきれなくなる。
・久々の部長メイン話。良子夫人も しばらくぶりの登場です。
135-8で登場した弓道部主将・男田駄堕弾(だんだ・だだだん)が、サバゲーの主催者として再登場。
《扉絵:弓を射る早矢

136-6「戦え!バーチャル両さん!!の巻」
相変わらずの金欠で、中川麗子に頭を下げまくる両さん。そんなある日、両さんの購入したオンラインRPGで遊ぶ事になった三人だが、始めたばかりで所持金(ゲーム中での)が少ない中川と麗子に、両さんは現実の仕返しを始める。
《扉絵:両手でVサイン両さん》

136-7「恐怖のイチゴ狩り!!の巻」
葛飾署一同が旅行会で訪れたのは、イチゴ狩りのできる施設「千葉花畑園センター」。前の年にビニールハウス1つ分のイチゴを食べ尽くしたを恐れた園長は、男子警官だけをキュウリのハウスへ隔離する。だが、両さんの食欲&非常識ぶりは予想をはるかに越え…。
《扉絵:マリア・ブロンドヘアー》

136-8「ハイパー運動会!の巻」
部長の頼みを受け、風邪をひいた英雄に代わって大介の運動会に参加する事になった両さん。「必ず優勝させろ」と言う部長に胸を張るが、二日酔いで当日のコンディションは最悪。その上 相手チームの父兄には、プロのスポーツ選手が…。
113-4と殆ど同じサブタイトル(違いは「!」の数のみ)。余談ですが、これまでの そっくりサブタイトルには43-453-547-978-453-867-3がある他、51-358-8186-4189-9は全くの同タイトルです。
・サブタイトルに「ハイパー」が付くと必ず出ていた電極+(プラス)君、今回は登場せず。このパターンも、もう終わってしまったんでしょうか?
・(重箱の隅ですが)部長の娘
ひろみさんの夫・角田氏の名前が“英雄”と表記。これまで“英男”“英夫”と その都度変わっていましたが、遂に3パターン目です(^^;)。
《扉絵:両さん、馬券がハズれて呆然》

136-9「ぼくたちの東京タワーの巻」
昭和30年代、両津勘吉の少年時代。勘吉のクラスメート・本郷昴(ほんごう・すばる)は、宇宙に思いをはせ「いつか月の上から地球を見てみたい」と語る夢多き少年だった。そんな昴が外国へ引っ越すと聞いた勘吉・豚平珍吉は、昴を“東京で一番高い場所”へ連れて行ってやろうと…。
・連載1300回突破記念(※)として、本誌では巻頭カラーで掲載された、71-976-1087-4等と同系列のエピソード。※当サイトのカウントでは、今話は1301話。
《扉絵:昴・勘吉・豚平・珍吉(見開き)

137巻  【JCリスト】 【WJ本誌での作者コメント】 【Amazon】

137-1「お祭り刑事(デカ)登場!!の巻」
夏祭りの時季にのみ出動するという 新たな特殊刑事お祭り刑事”が、神輿に乗って派出所へやって来た。特殊刑事ならではのマイペースさで周囲を翻弄するお祭り刑事。両さんも、ハッピ姿で強盗追跡に参加させられる羽目に。
・新たな特殊刑事(会員番号11番?)・お祭り刑事登場編。
《扉絵:「両さんどら焼き」を持って街をゆく両さん・檸檬

137-2「レモンのプレゼント!の巻」
祖母・夏春都の誕生日が近づき、檸檬は昔ながらの“きんつば”をプレゼントしたいと考える。失われた老舗の味を再現するため、和食の達人・早矢が協力。二人の力を合わせ、妥協を許さない きんつば作りが始まった。
・夏春都さんの誕生日が5月10日と判明。
《扉絵:なし》

137-3「ラジコンゴルフ大会!の巻」
オモチャ好きの両さんが新しく買って来たのは、ラジコン人形にボールを打たせるゴルフゲーム。中川麗子本田ボルボ左近寺も加わって公園でのプレーが始まるが、負けず嫌いの両さんは人形のパワーアップを図り…。
《扉絵:乙姫菜々、執筆中》
・本誌掲載時には、「りぼん」に掲載されていた漫画「まゆみ!」(田辺真由美 作)のキャラクター“ボーバー”が扉絵に小さく登場していました。コミックスではカット。

137-4「爆走神田祭の巻」
江戸開府400年記念の今年、神田祭りの役員となった両さんは、祭りを一層盛り上げるため“神輿のキャノンボール”を提案する。大伝馬町から神田明神の境内まで、お祭り刑事らも加わった大レースがスタート。
《扉絵:両さん&・お祭りスタイル》

137-5「部長の三味線チントンシャンの巻」
早矢の誘いで三味線を習い始めたばかりの部長は、署長から「3週間後の親善会で余興に演奏をしてくれ」と頼まれる。早矢のレッスンをあてにして安請け合いしたものの、運悪く早矢・は有休。「誰か三味線を弾ける者は…」と焦る部長に、両さんがつけこむ。
《扉絵:纏&早矢、三味線セッション(ラフ画)

137-6「本田(ホンダ)くん川崎(カワサキ)くんの巻」
学生結婚した夫妻が、来年の卒業後 海外へ移住する予定と聞いて大ショックの本田。妹を心配する本田に、両さんは「妹の旦那に本田の実家(バイク店)を継がせてしまえばいい」と発案する。早速 作戦がスタートするが…。
・カワサキ派の本田父と、ホンダ派の義息子・川崎。二人の距離が縮まっていく姿が爽やかです。近年は両さんがメチャクチャをやってばかり?の こち亀ですが、こういった さりげない人情味も もっと見たいですね。
《扉絵:両さん・檸檬蜜柑、昌平橋にて》

137-7「気になる木!?の巻」
町会の人達から「マンション建設のため切られそうになっている古樹を守ってくれ」と頼まれた両さんは、木の上に寝泊まりして工事関係者を追い返し続ける生活に。その姿はマスコミにも取りあげられ始め、だんだんと調子に乗った両さんは…。
《扉絵:両さん&檸檬、路地裏にて》

137-8「都会に泊まろう!!の巻」
田舎の家に泊めてもらうTVバラエティー「一宿一飯 人情の旅」を観ていた両さんは、「東京にだって人情はある」と、ゴリ押しで東京編の企画を実現させる。超高級マンションを舞台に、両さん・中川麗子寺井の4人による「泊めてバトル」がスタート。
《扉絵:両さん&ヒロイン集合》
・扉絵は、コミックス135巻のカバーイラストと同じ物です。

137-9「馬(うま)い話には気をつけて!の巻」
競馬の予想屋をしていたのがバレた両さんは、罰として警視庁騎馬隊の馬たちを世話させられる事に。きつい仕事にウンザリしていたが、馬たちが かつての名競走馬と知って、一転 大喜び。そして…。
・「どういう職種だ あいつは…」のセリフに象徴される両さんらしさが良い感じです。この時期は一時期のヒロイン重視路線から脱して、こち亀らしい好エピソードが続いていますね(個人的主観)。早矢の登場シーン(今話)も、あざとくないレベルでしたし。
・こち亀初期で何回か(20-256-4)名前が登場していた馬・タニノハヤテが、初の本格登場!…って、喜んでいるのは両さんと私だけだろうなぁ(苦笑)。
《扉絵:両さん、使い捨てカメラで自分撮り(3コマ漫画)

138巻  【JCリスト】 【WJ本誌での作者コメント】 【Amazon】

138-1「草(アマチュア)サッカーカップの巻」
第一回アマチュアサッカー大会で、両さん率いる「亀有マッカチンズ」がチャンピオンに。そこへ、中古車メーカーのチームから「優勝カップと車1台をかけて勝負したい」との申し込み。挑戦を見事しりぞけたマッカチンズの元には、続いて次々と挑戦が。
・一時期のH路線(?)は抑え目になっていた こち亀ですが、今話では「相手の注意を乱すため水着で試合に出るマリア」という久々のセクハラシチュエーションが(^^;)。まあ、同様の事は連載初期(12-1)の頃から あるにはあった訳ですが。うーん。
《扉絵:サッカースタイル マリア&両さん》

138-2「両津式リフォーム!?の巻」
仕事不足の工務店がリフォーム専門店に衣替えする事となり、両さんがアドバイザーに。空間を最大限に活用する斬新なアイデアは大当りし、みるみる業績もアップ。だがある日、解体作業を手伝う両さんの壊した家は…。
・両さん流トンデモリフォームをされてしまう、葛飾署長・屯田五目須邸。ちなみに今話掲載号が発売された7月7日は、ちょうど署長の誕生日でした(偶然)。
《扉絵:中川、両さんを肩車》

138-3「WATER PARADISE TOKYO」
「水の楽園」を謳ってオープンした遊園地・ウォーターパラダイストウキョウ。その混雑ぶりに辟易した両さんは、中川の財力で 無理やり園を貸切にさせる。がらんとした園内で、ボルボ左近寺を加えた3人は やりたい放題に大暴れ。
《扉絵:REIKO×MARIA SEXY POLICE GIRLS》
・久々に来てしまいました、この扉絵シリーズ(苦笑)。以前のコスプレと違って通常の水着なので、本編内容との合致具合もあり さほど違和感はないですが。

138-4「現代アニメ事情2の巻」
バイトをしようと(勝手に)アニメ会社を訪れた両さんと、アニメ好きの本田。実は本当の目的は、アニメに使われるセル画の入手だった。しかし、現在のアニメはデジタル化でセルが使われていないと知った二人は…。
40-591-2に続くエピソード。取材が生きていると思われる適度なリアリティが良い雰囲気です。(「監督の高祭(たかまつ)さん」は、当時放映中だったTVアニメ版こち亀(1996〜2004年)の総監督・高松氏のもじりですね。「演出の尾蛇(おじゃ)さん」は、同じくアニメこち亀で演出をされていた小野勝巳氏でしょうか?)
《扉絵:SEXY(?)野郎ども》
・前回のはネタフリだったんですね(笑)。「前回の表紙に出たかった…」とウンザリ顔の両さんを中心に、爆竜大佐と部下達、早矢の父・磯鷲剣之介氏と兄の蘆嵐蘿虎飛竜が海パン姿で勢ぞろいしています。

138-5「超神田寿司御一行様 IN THAILANDの巻(前編)」
超神田寿司の社員旅行で、擬宝珠一家と従業員一同がタイへ行く事に。だが、チケット代金を預かった両さんは(例によって)競馬で全額をスってしまう。悩んだ末 両さんの選んだ方法は、ジョディーの乗艦・カールヴィンソンでの便乗航海。
《扉絵:両さん&擬宝珠一家、旅行へ出発!(見開き)

138-6「超神田寿司御一行様 IN THAILANDの巻(後編)」
前話より続き)タイへ到着した両さん擬宝珠一家。両さんが中川銀行のタイ支店から無理やり借りた金で、優雅なバカンスを過ごす。象園で沢山の象を見て、蜜柑も大喜び。だがその夜、縁日を訪れた檸檬と蜜柑がはぐれてしまい…。
《扉絵:擬宝珠三姉妹と、両さん&擬宝珠ファミリー(見開き)

138-7「泳げRC(ラジコン)スイマー!!の巻」
水上RC大会にスイマー人形のラジコンで出場・優勝した両さんは、大型船の集まるオープン戦にも、自作の等身大人形で挑む。大活躍を見たRCメーカーから「優勝すれば商品化契約を」と持ちかけられた両さんは俄然はりきるが、整備中に人形が壊れてしまい…。
《扉絵:両さん&中川、駅近くにて》

138-8「夏のファミリーキャンプは父親の威厳を発揮する絶好の機会なんだぞ!!の巻」
子ども達に夏休みの思い出を作ってやりたいと考えた寺井は、両さん達の協力を得て、家族と共にオートキャンプへやって来た。が、テント設営も料理も まるでうまくいかず、次第にイライラ。更には大雨まで降り出し…。
・かつては家探し話が定番だった寺井さん、この時期は家族とのリゾート話が多いですね。扱われ方だけでなく、性格まで変わってる気もしますが(笑)。
127-9で豪邸になったはずの寺井家が、今話ではインチキ不動産屋から買ったかのようなトンデモハウスに。後の162-9によると、違法建築&欠陥が発覚して引っ越しを余儀なくされたらしいです(^^;)。
・サブタイトルは、歴代最長字数を狙ったんでしょうか?(^^;)
ちなみに「カメダス2」では、最長サブタイトルは64-3という事になっています。やや反則っぽいですが。
《扉絵:憂鬱、談笑中》
・本誌掲載時の扉絵はアロハドール化した両さんでしたが、コミックス収録にあたり、139-1の扉と さしかえられています。理由は不明。

138-9「憂鬱帰京すの巻」
檸檬の兄・憂鬱が、休暇をとって京都からやって来た。男らしい逞しさと誠実さを持つ憂鬱は、葛飾署の婦警達にも大人気に。そんな中、署内でバッタリ会った憂鬱と早矢は、お互いの顔を見て驚く。磯鷲一家は、憂鬱が勤める料亭「超雅」の御得意様だったのだ。
擬宝珠兄妹の長兄・憂鬱が、125-3以来(回想シーンでは126-4にも登場)2年半ぶりの登場。
・ラストでは、真面目さが暴走?して超雅を辞め、磯鷲家へ料理人として就職してしまう憂鬱。…ですが、
次の登場時には 何事もなかったように超雅へ復帰していました。
《扉絵:憂鬱、纏の眼前に登場(本編に直結)

139巻  【JCリスト】 【WJ本誌での作者コメント】 【Amazon】

139-1「大自然ゴルフの巻」
「ゴルフコンペで自然と触れ合おう」と盛り上がっている中川麗子部長に、両さんは「森林伐採で作ったコースにハイテククラブ使用で、何が自然だ」と苦言を。中川の部下・ゴルフ接待課長にも賛同を得た両さんは、コンペの舞台を未開の島に定め…。
・町中でのプレーを繰り広げた86-6「大自然ゴルフ!の巻」と そっくりのサブタイトルですが、内容は正反対(今回の方が、タイトルと内容が合ってますね)。最近は過去の作品とサブタイトルがかぶりがちなようですが…編集さんが こだわらなくなったんでしょうか?(^^;)
・ジャンプリミックス「月例こち亀 8月」(2005年)・「こち亀タイムトラベル 9月」(2023年)には、「超!大自然ゴルフの巻」として収録されました。「超こち亀」(2006年)付属データベースや増刊「ヤングこち亀」(2011年)、配信アプリ「ゼブラック」では「大自然ゴルフの巻」のままなので、完全に改題された訳ではないようです。
《扉絵:アロハドール両さん》
・本誌掲載時の扉絵は談笑する憂鬱でしたが、コミックス収録にあたり、138-8の扉と さしかえられています。理由は不明。

139-2「初のオール四コマ漫画大会の巻」
こち亀史上初の、オール四コマ。「派出所メンバー編」「思い出のアルバム編」「KAMEARI乙女ちっく倶楽部編」「擬宝珠家の人々編」「漢の世界」「ハイテク人生編」「特殊刑事出動せよ!!編」「東西漫才編」+αのそれぞれで、おなじみメンバーがドタバタを繰り広げる。
・かつてWJ誌上で良く掲載されていた、連載漫画の四コマ企画(今回も、1983年の作品1本をリニューアル収録)に刺激を受けて描かれたという、全30本の四コマ漫画編。
・テンポが早い分、いつもより各自のキャラクターがメリハリを持って描かれている感じ。登場キャラクターも かなりの数にのぼり、なかなか楽しめます。
早矢のネタで日本語おじさんを思い出したのは私だけではないはず(笑)。
《扉絵:キャラ大集合》

139-3「両さんは力持ち!?の巻」
中川の会社で開発されたパワーアシストスーツは、非力な菜々両さん以上の力持ちにするほどの効果。「バイトに使えば楽に働ける」と考えた両さんは 借りたスーツを着て金を稼ぎまくるが、酷使され過ぎたスーツが故障してしまい…。
・近年話題の、パワーアシストスーツが題材。確かに、こち亀向きのネタですね。
・個人的主観ですが、ちょっとサブタイトルに違和感があるかも?
(元々力持ちで有名な両さんが、スーツで より一層パワーアップする…という話な訳ですからね。)
《扉絵:馬券を手に、放心の両さん》

139-4「ザ・笑(ショー)タイム!!の巻」
両さんがスポーツドリンクだと思って飲んでしまったのは、絵崎教授の開発した新薬(笑い薬)だった。笑いが止まらなくなった両さんは教授に怒りをぶつけるが、その間も爆笑は続きっぱなし。
67-858-7と同路線の、翻弄され話。後半では130-3で評判の悪かった(^^;)一発ギャグが連発されていますが、今話のような「こんなギャグでも笑ってしまう」という使い方ならアリ?
《扉絵:スマート中川(全身)

139-5「地球の運命を託された男の巻」
宇宙治安維持パトロール隊の調査員から、地球人のサンプルとして選ばれてしまった両さん。彼らから与えられた“時間を止める能力”を どう使うかによって、地球の運命が決められてしまうのだ。そうとは知らない両さんは…。
・両さんのセリフ「以前も宇宙人が時間を止めた事があった」は、33-6(20年前)の話。
《扉絵:UFO襲来(本編に直結)

139-6「世界一高い寿司屋!?の巻」
東京に建設中の世界最高層ツインビルに超神田寿司が出店する事となり、夏春都から一人前と認められた両さんが店長に抜擢。「世界一高い寿司屋」のキャッチコピーに御満悦の両さんだったが、隣のビルには白鳥麗次も寿司屋を出していた。負けず嫌いの二人は「自分こそ世界一」と…。
125-4(WJ2001年13号)で「(超神田寿司に)3年間 勤め上げたら店を持たせてやる」と夏春都から約束されていた両さん。ついにその日が来ました…が、結局は後先考えない暴走のせいでパアに(^^;)。両さんの寿司修業は、改めて続けられる事となりました。
《扉絵:両さん&、明神男坂にて》

139-7「あま〜い誘惑の巻」
麗子の買った高級チョコレートが署内で大人気なのを見た両さんは、レシピを麗子から、材料を中川ルートから入手し、偽物の販売を目論んだ。だが、部長らから厳しく咎められ、大量の在庫を抱える羽目に。余ったチョコを処分するため、両さんは…。
・葛飾署の同僚警官から詐欺行為で逮捕されそうになり、「ちょっとまてよ! 何で?」と慌てる両さん。自分の違法行為は黙認されてると思ってたんでしょうか(^^;)。
《扉絵:麗子&両さん、自転車で下町を行く》

139-8「C級ソングでドレミファソの巻」
全く売れなかった曲や放送禁止の曲、一定世代しか分からない曲…など、マイナーソングの思い出をアツく語って中川麗子をポカンとさせる両さん。そんな折、テレビバラエティーでマイナーソングの知識を競う企画が。両さんも張り切って出場する。
・実験的にか、全ページのコマ割り(形や配置)が不規則になっています。ちょっと見にくいかも?
・近年、麗子さんの笑い声は「ほほほほ」で統一されてるみたいですね(^^;)。
《扉絵:両さん・中川・麗子》

139-9「飛べ!コンコルドの巻」
超音速旅客機・コンコルドの引退決定に、部長は感慨深げ。「ぜひ乗ってみたい」と眼を輝かせる部長のため、両さんは誕生日に超音速での空の旅(京都旅行)をプレゼントしようと考える。
・毎回変わる部長の誕生日、今回は正確な日付けは出て来ません(本誌掲載時には、欄外アオリ文に「11月」とのみ記述)。
・部長がコンコルドを実際に見たと語る両さんとのパリ旅行は、
46-910での事。初版では欄外に「※JC48巻参照」と書かれていますが、誤りです。
・「コンコルドに乗れるなんて夢の様だ!」と喜ぶ部長ですが、
48-9で一度 中川君の私用機に乗った事があるのは忘れているようです(笑)。前項の欄外解説に48巻と書かれているのは、こちらと混乱したんでしょうか?
《扉絵:両さん&本田、コンコルド模型を手に談笑中》

140巻  【JCリスト】 【WJ本誌での作者コメント】 【Amazon】

140-1「通天閣署・御堂春(ミドウハル)登場!!の巻」
大阪まで遊びに来た両さん中川は、通天閣署交通課の婦警・御堂春(みどう・はる)と出会った。大阪気質で自己主張の強い春から“東京もん”とバカにされ、反感を持つ両さん。さらに春に連れられて通天閣署を訪れた二人だが、ハジけた署長のノリが更に二人を圧倒。
・新ヒロイン・ハルこと御堂春が登場。秋本先生が描写を苦手としている(と個人的には思える^^;)“大阪人”タイプのキャラクターです。酒井まゆみに始まり飛鷹日光月光姉妹へと続いて来た「間違いだらけの大阪弁 in こち亀」全開(苦笑)。
・本誌では、劇場版アニメ公開直前を記念して増量23ページのセンターカラー(冒頭4ページがカラー)で掲載されたエピソード。
・両さんの相方(?)・
スチャラカ鼻子の名前が久々に登場しています。
《扉絵:御堂春・両さん・中川(見開き)

140-2「大阪捜査網!?の巻」
前話より続き)凶悪犯が関西国際空港に爆弾を仕掛けたとの知らせを受け、現場へ向かう御堂春たち通天閣署の面々両さん中川も同行して犯人逮捕に協力するが、相変わらず訳のわからない署員達のノリで、事態はますます収拾のつかない方向へ…。
《扉絵:御堂春&両さん in 大阪(見開き)

140-3「おなべの中身は何だろな?の巻」
葛飾署 毎年恒例の鍋会にマンネリを感じた署長達は、新味を出すため両さんに幹事を任せる。庶民的な“おでん”を使ったり、チームに別れて具の争奪アトラクションをするなどの趣向に、初めこそ喜んでいた署長達だが…。
・序盤の会話で登場する「チャーハンライス」のエピソードは、113-1での物。
《扉絵:流鏑馬に臨む早矢

140-4「檸檬のストライキの巻」
毎日 各方面から味の鑑定を頼まれ続けていた檸檬が、突然「もう何も食べたくない」と言い出した。味見を拒否され、檸檬の舌に頼りっきりだった板前達はパニック状態に。実は、ストライキの理由は…。
《扉絵:檸檬&蜜柑プラス考案の電動ベビーカーで散歩中》

140-5「妙隠寺(みょうおんじ)母子像の願いの巻」
陰陽師の流れを組む家系ゆえか、最近おぼろげに未来が見えるようになった…と語り、を驚かせる早矢。そんな折、江戸川の畑に巨大なミステリーサークルが出現したとの報を受け、葛飾署員たちが現場へ向かう。サークルの形が意味する物とは…?
・早矢に、また一つ新たなスキルが。112-7でサメの接近を感じたのは、これの伏線だった…訳じゃないですよね?(苦笑)
《扉絵:矢を構える早矢》

140-6「おせち料理で大儲け!?の巻」
葛飾署のボランティアで住民に早矢特製のおせち料理を配る事となり、両さんは配達や発送の雑務を押し付けられる。だが偶然、大人気の早矢おせちをネットオークションで高く転売している人間がいる事を知った両さんは…。
・2004年が明けました。後流悟十三が11年ごとの周期(19811992→2003)で登場する…というマニア間の噂はハズレに終わったようですね(笑)。
《扉絵:麻里禀(マリリン)(ラフ画)》

140-7「大阪通天閣署ラプソディーの巻」
出張で また大阪を訪れた両さん中川は、御堂春たち通天閣署の面々と再会。相変わらず東西文化のミゾを埋められない両さんとハルたちだが、機密情報のメモリーチップを奪い合う産業スパイに出くわし、団結して警官の本領を発揮!
《扉絵:御堂春・装備解説》

140-8「新年、新築、新気分!の巻」
中川のコネクションで、世界的建築家・マックススタイナーが葛飾署の建替設計をする事に。技術を買われて その模型を製作依頼された両さんだったが、完成させた模型と間違えて檸檬の粘土細工を…。
・両さんたちの勤務する葛飾署が改築され、「新葛飾署」となりました(2002年に実在の本田(ほんでん)警察署が改称され「葛飾警察署」になったのも関係しているのでしょうか?)。143-7で元に戻るまでの間、両さん達はウサギ型の署で勤務する事となります。
《扉絵:麗子?・ウィンタースタイル(ラフ画)》
・扉絵は、画風が独特のためか「麗子に見えない」「なのでは?」等の御意見が複数届いております(^^;)。「初期の絵柄に近い ツリ目の麗子」「髪をほどいた纏(126-1にもありました)」…どちらの方が自然でしょうね?

140-9「東西対抗大野球の巻」
全日本警察野球大会で東日本代表に決定した両さんたち新葛飾署チームは、一路 決戦の舞台・甲子園へ。西日本代表の御堂春たち通天閣署チームと、栄光を賭けて火花を散らす。
《扉絵:葛飾署チーム&通天閣署チーム》


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