エピソードガイド
【111巻〜115巻】


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111巻  【JCリスト】 【WJ本誌での作者コメント】 【Amazon】

111-1「恥をしのんでアルバイト!!の巻」
麗子への誕生日プレゼントのため、アルバイトをする両さん中川部長。だが、高年齢で専門知識や資格も無い部長は、なかなか仕事が見つからない。両さんがバイトを紹介するが、若者との軋轢ですぐクビに…。
・人物配置を変えての、110-1の続編的エピソード。
・部長とは違い、豆腐屋や工事現場で たくましく働く中川君。両さんと長く付き合う中で、彼も随分タフになったようです(笑)。
《扉絵:神社の横を歩く両さんと早矢

111-2「葛飾署傘ゴルフ大会の巻」※「傘」に『・』が付きます。
雨続きで、ことごとく延期になる葛飾署のゴルフコンペ。両さんのアイデアで、署の建物内をコースに、傘をクラブにした「傘ゴルフ大会」が提唱される。中川麗子らも参加するが、勝手の違う傘ゴルフに大苦戦。
《扉絵:RCヘリを飛ばしながら街を歩く両さん&麗子》

111-3「超威厳親父登場!!の巻」
早矢から改めて愛の告白を受けた両さんは、すっかり有頂天に。だが、葛飾署を訪れた早矢の父・剣之介の威厳の前に、すっかり畏縮してしまう。嘘八百を並べ立てて自らを取りつくろう両さんだが…。
・早矢の父・磯鷲剣之介氏の初登場編。
《扉絵:自転車で街をゆく両さん》

111-4「ニュー麻里愛(マリア)誕生!?の巻」
両さん早矢から告白を受けた事を知ったマリア。更に両さんから「マリアは男だから結婚できない」と言われ、ショックで行方をくらましてしまう。二週間後 派出所に戻って来たマリアだが、何だか以前と違う…と感じる両さん。何とマリアは、本物の女性になってしまったのだ!
初登場以来「実は男」というのが最大の特徴だったマリアが、このエピソードで なんと本物の女性に。『夏に水着姿を描くたび「そうか男だったんだ」と思い出し』ていた(111巻作者コメント)という秋本先生の中では、既に ほぼ女性となっていたようですが(^^;)。
・マリアを女性にしたのは、久々に登場の天国じいさん・花山理香
・ラストでは、突然(?)
中川君に好意を持ち始めるマリア。以降のエピソードでは描写はありませんが、再び両さん一筋に戻ったんでしょうか。
・女性となって以降は“多くのヒロインの一人”におさまってしまった印象のマリアですが、女性になった事を活かした、彼女主役のエピソードが見てみたいと思うのは 私だけでしょうか?(今
岩鉄コーチとの再会などあったら面白くなるのではと思うんですが。)
《扉絵:水着姿のマリア(見開き)

111-5「早矢対麻里愛(マリア)弓道対決!!の巻」
女性になったマリア両さんに猛アタックをかけるが、当の両さんは煮え切らない態度。やはり早矢の存在が大きいと感じたマリアは、早矢に弓道対決を挑む。血と汗にまみれて厳しい練習を続けるマリアと、それを見守る早矢。一方、両さんは…。
・真剣そのもののマリア&早矢と、スケベ根性丸出しの男子警官相手に商売をする両さん。この時期のこち亀に多かった“強い女と、スケベで情けない男”構図が凝縮されている気がします(苦笑)。
《扉絵:子どもに大人気の両さん》

111-6「菜々ちゃんはデリケートの巻」
連載漫画を勝手に終了同然にされた両さんは、怒って本田と共に竜千士の元を訪れた。だが、飼い犬を亡くした菜々が落ち込んでいるのを目の当たりにし、ギャグで励ます事に。ようやく元気を取り戻した菜々だが、今度は漫画に集中しすぎて両さんらを翻弄する。
・「ロボ刑事番長」の ひどい扱いに怒る両さんですが、竜千士さんの名前を忘れていた両さんの方も結構ひどいと思います(笑)。
・「ゲイの2人が からむシーンが…」という菜々のセリフ。彼女の連載は「別冊サファイア」一本だけという話でしたが、冒頭の漫画(「麗華が好きだ」云々)から そんなシーンに移行するのだとしたら、かなりスゴい漫画かも(笑)。
←ちなみに本誌掲載時は、「ゲイ」の部分が「ホモ」になっていました(^^;)。
《扉絵:両さん&中川、歩道橋にて》

111-7「時代劇王選手権!!の巻」
賞金1000万円を狙って、テレビ番組「時代劇王選手権」に出場する部長両さん。クイズやゲームを交えた勝ち抜き戦で、知識を誇る部長と 体力を誇る両さんの二人が火花を散らす。
《扉絵:二丁拳銃ジョディー

111-8「戦闘機『晴嵐』強奪大作戦!の巻」
ジョディーの乗務する空母・カールヴィンソンの艦長の誕生日に、日本びいきの彼のため 戦闘機「晴嵐」を持って行こうと画策する両さん。中川重工から晴嵐を盗み出した両さんは、本田に協力させて横須賀まで運搬しようとするが…。
・翼を折り畳める変わり種の飛行機・晴嵐(実在)。その特性を活かし 地下鉄線路を使って運搬するなど、ディテールの細かさと豪快さが両立した、こち亀らしい話です。
・カールヴィンソン艦長の名前“
マクダネル・カーマイケル・モンゴメリー”が初めて判明。
《扉絵:机に置かれた「晴嵐」のプラモ(本編に直結)

111-9「部長と早矢 熱愛発覚!?の巻」
剣道や時代小説・盆栽…と話題が合う事から、早矢と急接近の部長。二人で食事をするが、酒を飲んで泥酔してしまった早矢に翻弄され、道に迷ってホテル街へ。大慌てしつつ何とか帰ったものの、次の日…。
《扉絵:葛飾署内剣道場(本編に直結)

112巻  【JCリスト】 【WJ本誌での作者コメント】 【Amazon】

112-1「東京名所・大江戸ランドの巻」
東京には名所・名物が無い!と主張する両さんは、無理やり中川の協力をとりつけ、「東京エッフェル塔」「東京凱旋門」を建設。新しい東京名物は評判を呼び、更に調子に乗った両さんは次々と新名所を作り出す。その究極「大江戸ランド」は…。
・冒頭では、実際に発売された こち亀の東京みやげ(お菓子)を紹介。
《扉絵:こち亀の東京みやげ(本編に直結)

112-2「打ち上げ花火パニック!!の巻」
両さんの発案した「メッセージ入り打ち上げ花火」が評判に。早速ブームに乗って荒稼ぎを…と考える両さんだが、知人の花火職人に 忙しいからと製作を断られてしまう。仕方なく(?)署に火薬を持ち込んで、自ら製作を手掛けるが…。
61-5に登場した花火職人の親父さんが再登場。
・両国に住む両さんの親戚が初登場。当時、コミックカメダス「両津一族特集」が発売中だったのと関係があるんでしょうか?
《扉絵:両さん&中川、街角にて》

112-3「両津警備保障会社の巻」
防犯強化体制の中、パトロールに出た両さん中川左近寺。両さんは野性的カンを発揮して、次々と空き巣を逮捕する。物騒な世相を肌で感じた両さんは、自ら警備会社を設立するが…。
《扉絵:ザリガニ釣りに興じる両さん(&中川)》

112-4「正しきコレクター道!!の巻」
ガシャポン人形など、マニアックなコレクションがブームに。“限定品”に踊らされてカード破産までするコレクター達のため、両さんは「正しいコレクターの姿」を講習会で伝授する。
《扉絵:馬券が当ってハッピーな両さん》

112-5「家紋ベイビー!!の巻」
部長の湯飲みに家紋が付いていた事から、派出所メンバーの話題は それぞれの家紋へ。だが、いい加減な性格の両津家には 決まった家紋が無い事が判明し、両さんは新しい家紋を考案する。
早矢婦警達に何故か大ウケの、部長のオヤジギャグシリーズ(?)がスタート。「日曜日は早くに起こサンデー」「月曜日はジャンプ以外は読マンデー」などなど。う〜ん(笑)。
・各家の家紋が判明。大原(部長)家は「竜胆」、
中川家は「蔓三ツ葵」、秋本(麗子)家は「撫子枝丸」、寺井家は「三階笠」、磯鷲家は「箙兜(えびらかぶと)」、早矢の母方(錦織部(にしきおりべ)家)は「三本重ね矢」、爆竜家は「竜頭兜」。ちなみに両津家は、両さんデザインの「タイガー戦車」に決定しました(笑)。
《扉絵:麗子、窓辺にて》

112-6「民宿よいとこ一度はおいで!の巻(前編)」
暑い日が続く中、署から夏の旅行予算が支給された。幹事の両さんは、少ない予算で切り詰めるため 民宿に泊まる格安プランを選ぶ。だが、旅行当日になって悪質旅行会社は計画倒産!
・旅行の参加メンバーは、両さん・部長中川君麗子さん寺井さんマリア本田君菜々ボルボジョディー左近寺早矢の12人(警官でないジョディーも何故か参加)。更にラストで、爆竜大佐と軍人達が加わります。
108-2に登場した目太門比科忠が再登場。
《扉絵:派出所メンバー、海岸にて》
・冒頭3ページは、見開き+1のパノラマ扉。ヒロイン達の艶姿を中心(?)とした、賑やかな絵です(一番右にいるのは
優ちゃん?)。

112-7「民宿よいとこ一度はおいで!の巻(後編)」
前話より続き)クタクタ(両さん以外)になりながら、どうにか島へと到着した派出所メンバー。のんびりと海を楽しむ一行のもとにサメが出現するが、無敵を誇るメンバーは これを圧倒。“食材”として、宿泊先となる両さんの友人の家へ持ち込む。
《扉絵:海辺に潜水艦出現!(本編に直結)

112-8「部長大ブレイク!?の巻」
高い弓道技術と中年ならではの渋さを持つ部長が、婦警たちから大人気に。通信カラオケの導入された部長邸を 大勢の婦警と共に訪れた両さんは、黄色い声援を浴びる部長と自分の扱いの差に 不満をあらわにする。
・部長のオヤジギャグ全開。ギャグを言うのに わざわざ「ちょっと聞きなさい」と前置きするあたりが、リアルにオヤジ臭くて良いです(笑)。
《扉絵:乳母車を持って階段を降りる両さん&中川

112-9「GO!GO!スタンプラリーの巻」
孫の大介に頼まれてスタンプラリーを回っていた部長が、予想以上のハードさに倒れてしまう。部長を助けるため、分担してスタンプラリーを回ることになった両さんたち派出所メンバーだが…。
《扉絵:お婆さんの手を引いて横断歩道を渡る早矢

113巻  【JCリスト】 【WJ本誌での作者コメント】 【Amazon】

113-1「庶民派中川くんの巻」
自らの生活を改め無駄を削減する…と語る中川だが、両さんは「全然 現実の庶民生活がわかってない!」と一喝する。庶民生活のアドバイザーとなった両さんのもとで、次第に性格まで変わって行く中川。
《扉絵:空き缶収集・処理に精を出す両さん・中川・麗子寺井

113-2「弓道ブーム in USAの巻」
葛飾署を初訪問したジョディーは、早矢の姿を見て興味を持ち、弓道を始めた。ジョディーの影響でカールヴィンソンの乗員たちにも弓道ブームが巻き起こり、早矢は講師として両さんと共にカールヴィンソンを訪れる。
《扉絵:葛飾署前に停まるジープ(本編に直結)

113-3「人情派警官両さん!?の巻」
豊かな経験と人間性で、見事な取り調べ術を見せる部長。口より先に手が出るタイプの両さんも、そのテクニックを盗もうとする。警察署対抗の取り調べ大会に向け、ディベートスクールに通い始めるが…。
中川君がディベート(討論会)の解説をしていますが、『たとえば「社会主義と民主主義」などテーマを決めて』というのは例になっていない気が…(苦笑)。
《扉絵:下町のお婆さんから、見合い話を持ちかけられる中川》

113-4「ハイパー運動会!!の巻」
電極家赤ちゃんが誕生。中川麗子と共にお祝いに訪れた両さんだが、相変わらずのデジタル生活ぶりに閉口。その後、(プラス)の小学校で行われる運動会を訪れるが、こちらも…。
・電極家に、三男の(ぱるす)ちゃんが誕生。両さんから「遺伝子操作したのか?」「天才学者との人工受精なのか?」と あらぬ疑いをかけられています。父親の性格を知っていれば無理もないですが(笑)。
《扉絵:落ち葉掃除をする麗子・マリア・中川と、遊んで邪魔をする両さん

113-5「左京の弓(前編)」
早矢と一緒に 全国学生弓道大会が行われる武道館を訪れた両さんは、長身の美人弓士に出会う。彼女は、学生時代の早矢のライバル・飛鷹左京だった。過去に因縁を持つ左京は、早矢に対して闘志を剥き出しにする。
・シリアスなムード漂う、前後編の弓道話。秋本先生のコメントによれば「弓道物の読み切りを描いてみたかったが、スケジュールがとれないので こち亀で描いた」との事です。
・ヒロインの数も随分と増えた こち亀ですが、今話で初登場の
左京は、冷徹なムードを持つ、一種独特のキャラクター。
《扉絵:飛鷹左京》

113-6「左京の弓(後編)」
前話より続き)かつて早矢と戦った大会の決勝で 不本意な形で勝利した左京は、早矢に再戦を申し込む。冷徹に強さだけを追い求める左京の姿に、表情を曇らせる早矢。そして、決戦の時が…。
・犬を助けた左京の怪我が原因で、勝負は再度持ち越しに。三度目の勝負が劇中で描かれる日は来るのでしょうか…?
・ラストで、僅かながら初めての笑顔を見せる左京。人間的に一回り大きくなった彼女の再登場を期待したい所です。
《扉絵:飛鷹左京》

113-7「青魚で健康管理!?の巻」
署の健康診断で、悪玉コレステロール値が特に低い事が判明した両さん。その理由は、イワシ・サバ・アジなどの大衆魚を多くとっている事だった。コレステロール値の高い寺井達のため、両さんはアドバイザーとなって青魚を食べさせ続けるが…。
《扉絵:ウィンターファッション麗子

113-8「少女漫画編集者(エディター)!!の巻」
菜々の担当編集者・竜千士が、ハードなスケジュールのため倒れてしまった。竜千士から「一人原稿を入れたら3万円」の言葉と共に仕事を受け継いだ両さんは、気まぐれな少女漫画家達に翻弄されながら編集者業に精を出す。
・菜々ちゃんの友人でもある少女漫画家さんが多数登場。小山キリカさんと飛鳥くららさんは、94-5の時と名前が入れ替わっています(苦笑)。
《扉絵:祝「こち亀」少女漫画誌初出演!!(花束を持つ両さん)》
・扉絵では、当時発売中だった「りぼん」1999年2月号の別冊付録(こち亀 美少女刑事初登場編(後に「カメダス2」に再録)&新作少女漫画「N少女(ネットエンジェル)いずみ」(単行本未収録))が宣伝されています。

113-9「巨大アスレチック大会!!の巻」
1999年も明け、のんびりと過ごす両さんたち派出所メンバー。中川の提案で最新鋭のアスレチックレジャーランドを訪れた一同は、ボールも競技場も巨大サイズのスポーツで、苦戦しつつも奮闘する。
《扉絵:海岸で砂に埋められ、女性陣に乗られる両さん》
・今話の扉絵は、112巻の表紙にも流用されています。

114巻  【JCリスト】 【WJ本誌での作者コメント】 【Amazon】

114-1「トロバス物語の巻」
昭和30年代。少年・勘吉は、江戸っ子気質のトロリーバス(トロバス)運転手・健さんと親しくなる。時代の波に翻弄されて仕事を失いかける健さんのため、友人たちと共にトロバスを乗っ取るなど大暴れする勘吉。だが やはり時代の流れを止める事はできず、トロバスにも引退の日が…。
・連載1100回突破記念(※)の、恒例・少年時代話。世代人には懐かしい、架線式トロリーバスへのノスタルジーが描かれたエピソードです。※正確な話数のカウントが難しくなったためか、この時期以降の記念エピソードは“突破”と表記される事が多くなりました。当サイトのカウントでは、今話は1101話です。
《扉絵:勘吉・豚平珍吉・健さんとトロバス(見開き)》

114-2「CMアイドル麗子!!の巻」
麗子の出演した葛飾署のCMが評判となり、次々と出演依頼が舞い込む。署では警察のPR活動として無料で引き受けるが、マネージャーとして同行する両さんは、麗子をこき使いつつ裏金を…。
110-1で登場した下素良平八が再登場。麗子さんを見て「いつかの巨乳の漫才師か」というコメントはヒドすぎ(苦笑)。
《扉絵:マリア・チャイナドレス》

114-3「署長と部長 感傷旅行(センチメンタルジャーニー)!?の巻」
日頃の苦労をねぎらった署員達から温泉旅行のプレゼントをされた署長部長。だが両さんがチケット代金を使い込んでしまい、格安のスキーバスで旅行に行く羽目になる。若者達に囲まれ、所在なげな二人だったが…。
・雪崩に巻き込まれた女性を救出するため、必死に頑張る署長と部長。ラスト近く、ジェネレーションギャップの埋まって行く姿が爽やかです。
・近年はドタバタやヒロイン・新キャラ等が前面に出る事の多い こち亀ですが、熟年層が魅力を見せる こういった話も また見てみたいですね。
《扉絵:SEXY POLICE GALS MARIA&REIKO
・少し前から妙にH度の上がっていた こち亀ですが、今話扉の麗子さんとマリアは かなり強烈。露出度の異様に高いこのコスプレ(水着?)は、以降の一時期「SEXY POLICE GALS」シリーズとして定番化し、ファンの間で物議を醸しました(^^;)。このエピソードのJC収録より早く、同じ絵のカラー版が113巻表紙で使用されています。

114-4「フリマでひと儲け!!の巻」
老人会の予算を調達するため、署員から集めた品物をフリーマーケットで販売する事になった両さん。だが、早矢の道着や婦警の制服をマニア層に流し、更にマリアの服をフリマ会場で脱がせて販売するなど やりたい放題。
・両さんとマリアの野球拳を見ながら「なんか別の方向へ行ってる気が…」と呟く中川君113巻124巻の表紙を見て 同じ事を呟いた人がいるとかいないとか(苦笑)。
・導入部は、当時 亀有限定で発売開始されて話題となっていた「両さんどら焼」の紹介シーン。発売元の「葛飾 伊勢屋」さん(
※外部リンク)では現在、どら焼の他「両さんサブレ」「両さんめんこ焼」も販売されています。
《扉絵:葛飾 伊勢屋を訪れた両さん・中川・麗子

114-5「警視庁“体力”代表!!の巻」
テレビ番組「各官庁対抗 体力選手権」に出場した葛飾署の面々。両さんも無敵の体力を駆使して奮闘するが、海外特殊部隊などの強敵を相手に いつしか限界が。両さんに警視庁の威信を賭ける署長らは、ついにドーピングに踏み切る。
《扉絵:両さん、仕事を終えて人心地》

114-6「両さん京都訪問記 GO!!GO!!玉の輿!!の巻」
早矢の実家・磯鷲家を訪ねる事になり、早矢と共に新幹線で京都へ向かう両さん。名門の大金持ち・磯鷲家の訪問で玉の輿に乗れるかも…と期待するが、威厳に満ちた父親の前で すっかり畏縮してしまう。
・この話から、3話連続の京都訪問編。磯鷲家の執事・彦兵衛さんや、左京の妹・右京が初登場しています。
《扉絵:磯鷲早矢》

114-7「両さん京都訪問記 妹・飛鷹右京登場!!の巻」
前話より続き)両さんの前に現れた 飛鷹左京と瓜二つの女性は、左京の妹・右京だった。純粋で優しい性格の右京に、両さんも魅かれる。早矢と右京の両天秤で悩んだ両さんは、いつしか煮詰まってしまい、衝動的に…。
・前話ラストで初登場した右京が、本格登場。
《扉絵:飛鷹右京》

114-8「両さん京都訪問記 早矢と右京 恋の苦悩!?の巻」
前話より続き)磯鷲流派の武道大会で、流鏑馬(やぶさめ)に挑戦する両さん早矢右京の個人授業で鼻の下を伸ばしていたが、そんな折 当て逃げ事件が発生。両さんと右京は、馬と一体になって犯人の車を追う!
《扉絵:なし》

114-9「駄菓子ニューウェイブの巻」
京都から帰って来た両さんは、早矢との仲を嫉妬するマリアをごまかすため、嘘八百を並べ立てる。そんな中、子ども会で使う駄菓子を買う事になった一同は、日暮里の問屋街へ。
・マリア・早矢・右京と、この頃の両さんはモテモテ状態です(苦笑)。
・両さんが早矢と一緒に入浴した事を知ったマリアは「私と(も)一緒にお風呂に入った事がないのに!」と叫んでいますが、確か
68-3で寮の風呂に入ってませんでしたっけ?(笑) 「二人きりで」or「女性として」という事でしょうか。
《扉絵:麗子(ビキニ)バストアップ》

115巻  【JCリスト】 【WJ本誌での作者コメント】 【Amazon】

115-1「亀有名画座物語の巻」
長い歴史を持つ映画館・亀有名画座の閉館が決定。名画座に多くの思い出を持つ両さんも最後の日に立ち会うが、そこへ かつての名映写技師・霧雨鉄二の娘・玲が姿を現わす。玲は、自分たち家族から父を奪った映画を憎んでいた…。
・実在した亀有名画座の閉館(1999年2月28日)に合わせて描かれたエピソード。登場する支配人・今井通雄さんも実在の人物です(秋本先生によれば、実際はもっと二枚目だとか)。
・「葛飾区で最後の映画館だったからな」と名画座をしみじみ惜しむ両さん。この後2006年3月3日にMOVIX亀有が開館するまでの7年間は葛飾区に映画館がありませんでした。
・本当は家族を愛していた父の姿を知り、映画への思いを改める玲。爽やかな読後感を残す佳編です。
・○百回記念の少年時代編には“映画的”な作りの物が多いですが、今話のように“良質TVドラマ”的な短編作品も(不定期にでも)もっと見てみたいですね。名作と誉れ高い「
浅草物語」も この系譜だと思います。
《扉絵:亀有名画座(本編に直結)

115-2「父・飛鷹二徹登場!!の巻」
千葉へ帰郷した右京に連れられ、右京の実家を訪ねる両さん。初めて会う右京の父・二徹は、恐ろしく短気な男で、すぐに暴れて両さんを恐れさせる。熱烈な野球好きの二徹に、キャッチボールの相手をさせられる両さんだが…。
・パワフル漁師・飛鷹二徹さん初登場。いきなり強烈なキャラクターをアピールしています。
左京&右京の双児の妹・日光月光が(写真で)初登場。彼女達のお母さんについては一度も劇中で言及されていませんが、どうしているのでしょうか?(「巨人の星」のイメージを踏襲している事を考えると、既に他界?)
《扉絵:劇画調(?)飛鷹二徹》

115-3「熱闘!!コンサート野球の巻」
非行防止キャンペーンとして、東京ドームで警察VS暴走族の野球大会が開かれる事になった。だが、歌手・八沢水吉のコンサートとのダブルブッキングとなってしまい、いつしか試合とコンサートは混ざり合ってメチャクチャに。
・冒頭、非行防止キャンペーンの話を聞いた両さんは「その予算を同じ歳でまじめに働いている少年にあげるべきじゃないすか!」と主張。42-8でも似たシーンがありましたが、秋本先生自身の主張でもあるんでしょうか。
《扉絵:派出所(本編に直結)

115-4「招猫大ブーム!?の巻」
夢のお告げに従い、招き猫のブームを起こそうと奮起した両さん。貯金箱や電話器・おもちゃ等で招き猫商品を大ヒットさせ、一躍 時の人となる。続いて、次々と新型商品を開発・発売するが…。
・劇中で登場する「両津招猫」は、実際に88体が製作され、「コミックカメダス」誌上でプレゼントが行われました。適価でお譲りいただける方、メールお待ちしています(笑)。
《扉絵:髪をなびかせるマリア

115-5「圭一 麗子の夫婦(めおと)漫才!!の巻」
葛飾署設立記念パーティーの出し物で、両さん部長寺井の三人と中川麗子の二人が それぞれ漫才をする事に。しかし、ギャグセンスの無い中川&麗子は両さんから厳しい叱咤を受ける。やがて 真剣にお笑いに臨む決意をした二人は、驚異の学習能力を発揮し…。
・この頃はすっかり恒例(苦笑)の「崩れる中川&麗子」シリーズですが、“ひどい目にあう”パターンが多い同シリーズの中で、このエピソードは本人達が やる気を出しているので割と罪なく笑えます(個人的印象ですが)。
110-1で登場した芸人・スチャラカ鼻子が再登場。
《扉絵:SEXY POLICE GALS MARIA&REIKO》

115-6「ゲーム景品進化論!?の巻」
ゲームセンターに、生きたミドリガメや魚を捕まえるクレーンゲームが登場。生き物虐待だとの苦情を受けた店長は 捕まえるのをカブト虫や金魚に変えるが、評判は変わらない。やけになった店長は賞金100万円を賭けたゴキブリキャッチャーを登場させ、早速両さんが挑戦する。
・実際にゲームセンターに登場した「ザリガニキャッチャー」を参考にして描かれたエピソード…でしょうか?
76-6で登場したニコニコ寮のゴキブリ養殖部屋・303号室が、まさかの再登場。
《扉絵:憂いの早矢

115-7「部長の家族幸せ計画!!の巻」
「ピアノ曲を最後まで間違えずに弾けたら500万円」というテレビ番組へ、家族の期待を受けて出場する事になった部長。10日間に及ぶ麗子の個人レッスンを受け、極限の緊張状態の中 本番に臨む。果たして成功できるか…?
・掲載(1999年)当時の人気テレビ番組(実在)「しあわせ家族計画」を元にしたエピソード。
前の登場時は幼稚園児だった部長の孫娘・桜ちゃんが、何故か今話では赤ちゃんに?(^^;) お父さんのセリフでは「桜も大きくなった」と言われていますが、明らかに小さくなってます(苦笑)。
《扉絵:マシンガンを構えるジョディー

115-8「コスチュームフィギュア元年!!の巻」
着せ替え人形がブームとなり、麗子早乙女京香愛美もドールイベントに出店する事に。しかし、ミリタリーフィギュアのイベントに出店する両さん本田と エントリーが入れ替わってしまい…。
・久々のマニアック人形話。解説役・絵路井・フィギュア・ゲットシュタイン氏も再登場し、冒頭4ページを使って熱い解説を見せています。
・葛飾署の婦警・
小栗愛美(下の名前は116-5、苗字は133-5で判明)が さりげなく初登場。
《扉絵:街角で、綿菓子を作る両さん(&中川・麗子)》

115-9「目指せCDデビュー!!の巻」
何の努力もせず その日暮らしの両さんを、「アリとキリギリス」の話になぞらえて説教する部長。しかし両さんは「現実は才能と運が全て」と反論。身をもって証明するため、ギター一本で町中へ出て、ストリートミュージシャンとなるが…。
・エピソード前半の絵が やや荒れているように感じますが…何故?
《扉絵:万年橋の近くをジョギングする両さん&麗子
・扉絵で はるか彼方を走っているのは、ひょっとして本田君でしょうか。こんなミクロな絵でも誰だか想像がつくほど キャラクターが確立している こち亀って凄い(笑)。


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