エピソードガイド
【126巻〜130巻】


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126巻  【JCリスト】 【WJ本誌での作者コメント】 【Amazon】

126-1「MATOI♥RYOsan(マトイアンドリョウサン)?の巻」 ※「♥」は、本来は白抜きハートマークの中に「アンド」記述。また、「RYOsan」のO(オー)の上に線が付きます。
超神田寿司の職人・三平の結婚式の夜。と二人、部屋で酒を酌み交わすうち 少し酔った両さんは、酔いつぶれた纏を寝かせようとするが、誤って一緒に布団へ倒れ込んでしまった。妖しい雰囲気。…そして しばらく後、葛飾署内で「擬宝珠が妊娠している」との噂が…。
・結局 妊娠話は、擬宝珠家のお母さんの事でした。
・両さんがパパになる(?)と知った
麗子さんは、複雑な表情で これまでの両さんとの思い出を回想。このシーン、個人的に好きです。
《扉絵:両さん&纏、急接近?》
・今話の扉絵は、126巻の表紙と同じ物です。

126-2「年賀ハガキ人生模様!の巻」
擬宝珠家は、六月に生まれる赤ちゃんの話題で大盛り上がり。そんな中で、不要なハガキや手紙を燃やす「ハガキ供養」の話が出る。いろんな写真つきハガキを見て面白がった両さんは…。
《扉絵:檸檬
・このエピソードの本誌掲載時、扉で赤ちゃんの名前公募が告知されました。

126-3「夢の東京F1グランプリ!の巻」
日本初の公道F1レース計画が延期に。楽しみにしていた両さんは、「私道ならば問題は無いだろう」と、中川の協力を(無理矢理)得て、サーキットとなる東京の道路・土地を買い占めてしまった。浅草寺をスタート地点に、東京一周のF1レースが始まる。
《扉絵:派出所前(本編に直結)

126-4「祭りの日に… 纏の少女時代編
神田祭りの日。いつもは越境参加(?)している両さんも、今年は地元で働く人間として、と一緒に堂々 神輿をかつぎに訪れる。そんな時、纏が突然何かを見つけて走り出し…。
・纏の思い出が描かれる、ギャグ少なめのエピソード。いつもの こち亀のつもりで読むと、後半は やや違和感を感じるかも?(個人的印象)
《扉絵:纏との思い出(見開き)》

126-5「“泳ぐダイヤ”を捕まえろ!の巻」
高級寿司ネタのトロも、自分で獲ればタダ!と、飛鷹二徹の船で漁に出かける両さん。見事に釣り上げた大物の本マグロを、夏春都に200万円で売る。味をしめた両さんは、寺井の船で二度目の漁に出るが…。
117-6の「人生送りバント」、118-3の「人生犠牲フライ」に続く寺井さんの愛艇の名は「人生9回裏逆転負け」。負けてちゃダメだと思いますが(笑)。
《扉絵:敬礼する麗子

126-6「こちら両津犬猫相談所!の巻」
友人の経営する動物タレント会社でアルバイトする両さん。都合で 一週間 動物を預からなければならなくなり、超神田寿司に こっそりと白クマやペンギンを連れ込む。あの手この手で隠し続けるが、やがて夏春都らに ばれ…。
《扉絵:両さん、ガッツポーズ》

126-7「トトでとうとう大当たり!?の巻」
話題のサッカーくじ・totoに熱中する両さん。一億円を狙って大穴の予想をするが、なんと13試合中11試合までが的中。残り2試合、何とか予想チームに勝たせようとした両さんは、手段を選ばず…。
《扉絵:両さんサッカーボール》

126-8「擬宝珠家の新しい息吹の巻」
擬宝珠家の赤ちゃん(檸檬の妹)が誕生間近。檸檬は、初めての妹誕生に 期待と不安が拭えない。そんな檸檬に姉としての自信を持たせようと、両さん産婆さんを呼びに行く役目を任せる。
・読者からの公募で名前が決定した、擬宝珠家の末妹・蜜柑ちゃんが誕生。公募で選外となった名前も、特設ページで発表されています。
69-7で両さんをとり上げた産婆さんの名前がトメさんと判明。なんと、夏春都さん(101才)をとり上げたのも この人だそうです。
《扉絵:檸檬の妹の名前発表!!》

126-9「和ゲーで拓け!悟りの世界!?の巻」
神田の町会で使われていた太鼓を使い、婦警達が太鼓同好会を結成。その叩き方を嘲笑った両さんは、と対決する事になる。ゲームセンターの太鼓ゲームで腕を競う二人だが、両さんの馬鹿力でゲーム機が故障。神輿や法事(?)のゲームで対戦を続けるが…。
・実際に流行を呼んだ、太鼓ゲームを元にした話。後半登場の法事ゲーム(フィクション)が盛り上がって行く様が、なかなか笑えます。
《扉絵:太鼓を叩く纏(ラフ画調)》

127巻  【JCリスト】 【WJ本誌での作者コメント】 【Amazon】

127-1「亀有弁当大戦争ぼっ発!の巻」
懐かしい学校給食のメニューを出すマニアックな店が増えた。両さんの発案で、派出所の昼食も全員給食弁当に。そんな折、葛飾署の昼食シェアを取り合う弁当戦争の話を聞いた両さんは、超神田寿司の看板を利用して参戦しようとするが…。
77-577-6で登場した、葛飾署に隣接する大型食堂「食べだおれ」が再登場。
《扉絵:蜜柑を囲む両さん・檸檬憂鬱

127-2「ANGEL SEVEN GO!」
ビッグスクーターを駆る7人の女子白バイ隊「エンジェル7」が結成。華麗な活躍で人気を呼ぶエンジェル7に、両さんボルボ左近寺本田と共に「ワイルド野郎隊」を作って対抗する。
・エンジェル7のメンバーは、秋本麗子(No.1)麻里愛(No.2)乙姫菜々(No.3)早乙女リカ(No.4)磯鷲早矢(No.5)剣零(No.6)擬宝珠纏(No.7)の7人。この時期どんどん増え続けていた こち亀ヒロイン達をチームにしてしまうという発想は、けっこう目からウロコが落ちました。いい意味での開き直りというか(笑)。
・ペア的印象だった
美咲舞を差し置いて剣零がメンバーに入っているのは、ビジュアル的な差別化のしやすさからでしょうか。
・両さんのセリフ「(処罰でなく)処刑してやる!!」など、そこかしこに、名作劇画「
ワイルド7」(望月三起也 作)から持って来られたモチーフが。
《扉絵:麗子&ベスパ》

127-3「父をたずねて…21世紀!の巻」
11年ぶりに、中川が父・龍一郎と再会する事になった。だが、一秒単位で世界を駆け回る龍一郎との待ち合わせ場所は次々と変更に。何としても父と会うため、中川は父に賞金をかける。両さんも金目当てに必死に探すが…。
・初登場エピソード(69-2)のラストで「今度日本にくる時は2001年だ!」の言葉を残して去った龍一郎さんが、ついに再登場。しかし話は日暮同様の「見つからないパターン」で進み、なんと本人の登場はラスト1ページのみです(^^;)。今話のラストでは、次の登場は5年後の2006年(155-7)と予告。
とんねるずがチョコボールのCMをやっていた頃、中川君は赤ちゃんだったんですねぇ…(今話の設定では)。
・本誌&初版コミックスでは、“スーツを着て船に乗っているはずの中川君たちが 、1コマだけ制服姿で派出所にいる”という作画ミスがありました(^^;)。
現在の版では修正されているとの情報もありますが、私は未確認です(2008年発売のリミックス「こち亀ヒットパレード!! 7月」では未修正)。修正されているバージョンをご覧になった方はTwitterから情報をお寄せいただけると幸いです。
《扉絵:川沿いを歩く両さん&中川》

127-4「下町子育て繁盛記!の巻」
赤ちゃん雑誌の編集者が、蜜柑を取材するため擬宝珠家を訪れた。だがそこに、息子の(パルス)を連れた電極スパークが。取材はいつしか、スパークの赤ちゃんグッズ売り込みへと変わって行ってしまう。
・冒頭では、2000年12月に行われたイベント「ジャンプフェスタ2001」の「こち亀カルト王選手権」優勝者・門内靖明さんが登場(93-4での榊原由幸さん登場時のような感じ)。秋本先生も、久々に劇中で姿を見せています。
《扉絵:両さん&檸檬、湯島聖堂前にて》

127-5「ガチャガチャゴチャゴチャパラダイス!の巻」
カプセル自動販売機(ガチャガチャ)での商売に目をつけた両さん。婦警の水着写真に始まる怪し気な商品は口コミで評判を呼び、やがてガチャガチャブームが。商品も車・家・旅行…とエスカレートして行き…。
《扉絵:麗子・ビキニ姿》

127-6「J-DOLL HOUSE」
麗子の影響で、葛飾署内はドールハウスがミニブーム。プラモマニアの両さんは、毛色の違った和風ハウスや 派出所のミニチュアを作って楽しむ。そんな折、アメリカから城の模型製作を依頼された両さんは、予算に糸目をつけず とことんこだわり始め…。
《扉絵:麗子&マリア・ビキニ(?)姿》

127-7「新・体感ゲームで遊びましょう!の巻」
中川系列のゲーム会社で、新型の体感ゲームをテストプレイする両さん。強すぎるボクシングゲームや、人間関係をシミュレートした 妙なゲームの数々に、自らの体を張ってチャレンジ。
・「交渉人(ネゴシエーター)」ゲームや漫才ゲームは、少し形を変えたら実現可能なのでは? 個人的に、ちょっとやってみたいです。←と書いていたら、しばらく後に本物の漫才ゲームが登場しました。
《扉絵:麗子・ビキニ姿》

127-8「GIBOSHI-IKKA IN HAWAII」
テレビのバラエティー番組で優勝した両さんは、賞品のハワイ旅行に擬宝珠家の皆を招待する。が、ハワイでも番組の収録がある事が判明。たちに心配をかけたくない両さんは“ファミリー対戦”に一人で出場・奮闘するものの、海外が初めての擬宝珠家一同は、何かにつけて両さんを呼び出し…。
・ラストでは、122-7で登場した“葛飾署ハワイ分署”が意外な再登場を…しますが、既に潰れていました(笑)。
・この時期は何故か、「の巻」が付かない英語サブタイトルが多いですね(今話は 半分日本語ですが)。
《扉絵:纏&檸檬

127-9「恐怖のハウスカッターショー!!の巻」
クイズに正解すれば豪邸プレゼント、不正解なら自宅が真っ二つ…というテレビ番組「ハウスカッターショー」。その発想を面白がった両さん寺井を焚き付けて出場させるが、予想に反して(?)チャレンジは大成功。豪邸に引っ越して 余裕ある態度を見せる寺井の姿に、両さんは対抗心を燃やす。
・幾度となくツラい家探しを繰り返して来た寺井さんが、なんと都心の豪邸(2億円)に引っ越し。この時期は、(クルーザーも含め)どんどんブルジョア化してますねぇ。…まあ この豪邸も、違法建築&欠陥が発覚した(162-9)との事で 次の登場時には違う家になってたりするんですが(笑)。
《扉絵:なし》

128巻  【JCリスト】 【WJ本誌での作者コメント】 【Amazon】

128-1「幻の“神の舌”の巻」
料理の腕を上げたい早乙女リカは、その味覚に絶対的信頼のある中川を味の鑑定人に選び、特訓に励む。一方、テレビ番組「味覚鑑定団」への出演を依頼された中川は、マネージャーとなった両さんと共に…。
・この時期、中川君が 富豪ぶりを鼻にかけるような描写が増えている気が? 最初期の問題児ぶりが戻って来たという見方もできるかも(笑)。
・久々登場の早乙女さん、料理がヘタという弱点が判明。
ホワイトソースと激辛マヨネーズを間違えるのは、ヘタというレベルを超えてますが(笑)。
・劇中の「郷土料理は はっきり言って おいしくないのも多いんですよ…」というセリフを受けて、本誌掲載時はラストページに「作中の郷土料理はフィクションです! 郷土料理は本当は美味しいですよ!」というフォロー(苦笑)が入っていました。
編集者さんも色々大変なんでしょうね(^^;)。
《扉絵:葛飾署(本編に直結)

128-2「お出かけはひと声かけてカネかけて!の巻」
ピッキング犯罪が多発する中、極端にセキュリティ意識の高い社長にガードマンとして雇われた両さん。鍵や防犯システムだらけの家に辟易するが、社長のやる事は更にエスカレートし、特製シェルターへと引っ越し。そして…。
20-4と読み比べると、時代性の違いや こち亀の作品性の変化が見えて面白い…かも?
《扉絵:こち亀ロック》
・扉絵に描かれているのは、かつて実際に発売されていたキャラクター商品の自転車用ロックです(※写真)。

128-3「コリない“マッサージ師”?の巻」※「コリ」に「・」が付きます。
肩もみの上手い両さん。その技術を活かさせようと考えた部長のアイデアで、無料マッサージサービスを始める。だが、あまりの人気に(また)商売っ気を起こした両さんは、麗子マリア婦警達を利用して…。
《扉絵:麗子・マリア・両さん・中川、海岸にて》

128-4「ああ…夢のサファリパーク!の巻」
中川の会社で、動物や恐竜型のロボットが新開発され、レンタル等も行われる事に。両さんもサバイバルゲームの戦力としてゴリラロボットを借りるが、その情報をキャッチした敵チームも対抗し、ライオンロボを調達。情報戦はエスカレートし、遂には…。
《扉絵:やっぱり競馬好き・両さん》

128-5「トランプ・トラップ!の巻」
額にあてたトランプの数字で勝負する「インディアンポーカー」で盛り上がった両さん達は、続いて「NGワードを言ったら負け」ゲームに臨む。遊びだと真剣になる両さんは、メンバーの顔色を探りつつ…。
・NGワードは、本田君「先輩」・左近寺さおり」・部長「ばかもの」等、各自のキャラクターが出た“言いそうな言葉”。ちなみにボルボは「カツコンペンセイター」。米軍トンプソン(銃)の銃口の先に付いているパーツの名前…らしいです(笑)。
・左近寺の どきメモ好きを利用してNGワードを引き出す両さん。「マニアはすぐムキになるからな」というセリフ、ちょっと身につまされます(苦笑)。
《扉絵:ヒクヒク両さん(アップ)
・扉絵の両さんは、
107-7(P137)の拡大(+左右反転)コピー。秋本先生〜、これはちょっと手抜きすぎますよ(^^;)。

128-6「大混浴フィーバー!!の巻」
群馬県の温泉へとやって来た葛飾署一同。開放感を味わう両さんは、婦警相手にセクハラ三昧。更に特殊刑事達まで合流し、温泉地は阿鼻叫喚の大騒ぎに。ダンサーの美女達に何故かモテモテの両さんは、調子に乗って混浴風呂へと向かうが…。
・両さん、すっかり ただのセクハラオヤジですね(苦笑)。
・ゲスト出演の新人婦警、奈々子・理恵子・金太子は、舞台版こち亀(2001年公演版)の出演者さんがモデル
(というかそのまま)です。大河内奈々子さん(麗子役)・三浦理恵子さん(小野小町役)・原金太郎さん(大原部長役)の三人。
《扉絵:温泉地へ向かう飛行機(本編に直結)

128-7「ああ!ウォーターパラダイス!の巻」
延期続きだった葛飾署水泳大会が、ようやく開催。男女に分かれての対戦は男子チーム有利で進んでいたが、ジョディー貌丹邑大佐の加入で大混戦状態に。日は改まり、今度は中川系列のレジャービル落成式へ向かった両さんは…。
・近年、実際の季節と ややズレた題材が扱われる事の多い(執筆スケジュールに余裕を持たせているゆえのひずみでしょうか?)こち亀ですが、まさか10月に水泳大会とは思いませんでした(笑)。さすがに、劇中でもフォローはされてますが。
・前半と後半で、別のエピソード?と思うほど雰囲気が変わっています。切り替えが ちょっと唐突かも?
貌丹邑・ヤークト・パンテル大佐が、二度目の登場。
絵崎教授が、久々に(1コマだけ)登場。123-9以降、葛飾でビールの開発を続けているようです。
《扉絵:葛飾署(本編に直結)

128-8「未来世紀フットボール!の巻」
RCでのサッカーに熱中する両さん。やがて「もっとパワーが欲しい」と、フォークリフトや作業車を使った実車サッカーに臨む。白鳥麗次をスポンサーに、土木作業のプロ・土方組との試合は どんどんヒートアップ。
《扉絵:両さん・中川マリア麗子
・今話の扉絵は、128巻の表紙と同じ物です。

128-9「KAMEARI-SOAP RHAPSODY」
両さんがケーキと思って食べてしまったのは、なんと麗子マリアが作っていた“石けん”だった。石けんを作るという感覚がわからない両さんは(泡を吐きながら)大騒ぎするが、やがて高級石けんの存在を知り、商売っ気がムクムクと…。
・本誌掲載時 発売されていた別冊「週刊少年ジャンプ特別編集・コミックカメダス」2001年夏号の冒頭漫画で石けんが題材になった(特製こち亀石けんも読者プレゼント)のとシンクロしたエピソード。久々たっぷり登場のマリアが、ウンチクを語っています。
・本誌での掲載順通りだとJC
127巻に収録されるはずだった話ですが、128巻へ収録延期されたのは、劇中でビルの上から人が落ちるシーンが 本誌掲載後に起こったアメリカ同時多発テロ事件(2001年9月11日)を連想させる(?)ための配慮なのではと言われています。(※公式アナウンスがあった訳ではありません) 96-9でも同じような事がありましたね。
《扉絵:麗子&マリア、入浴中》
・扉絵は、かつて話題となった
53-1のシャワーシーンに匹敵する露出度…ですが、この時期の(H度が高めだった)こち亀では このぐらいはデフォルトですかね(^^;)。

128-番外編「おしえて両津先生」
謎の学者・ジョン・F・両津が、石けんの作り方をレクチャー。モニターとして麗子マリアジョディーが入浴するが、調査にかこつけた両津は…。
・この時期に年数回ペースで発売されていた別冊「コミックカメダス」。その2001年夏号「特集・両さんの よく遊べ!! よく学べ!!」に巻頭カラー掲載された番外エピソード(5ページ)の再録です。
・この前に収録されている
「KAMEARI-SOAP RHAPSODY」とシンクロして、石けんを扱ったエピソード…なのですが、内容は只のセクハラ漫画です(苦笑)。
・「おしえて両津先生」は、これより前のコミックカメダス2001年春号「特集・ヒット仕掛け人 両津勘吉!!」にも別内容の物が掲載されていました(コミックスには未収録)。
こちらも内容は…ですが(^^;)。
《扉絵:ジョン・F・両津》

129巻  【JCリスト】 【WJ本誌での作者コメント】 【Amazon】

129-1「現代モデルハウス事情!の巻」
中川ハウジングのモデルルームを、中川・麗子と共に見学に訪れた両さん。自家発電と地下水の汲み上げで生活する「自給自足ハウス」で生活するイベントに(賞品目当てで)出場するが、ボルボ左近寺が手強いライバルに。
・前半では現代の家事情(昔ながらの木製住宅が割高になっているそうです)等が語られ、後半は123-8の続編的展開。
《扉絵:両さん(少年時代)ファッション解説》

129-2「アンラッキー・ホールインワン!の巻」
ゴルフでホールインワンが出れば、記念パーティーで豪華な食事にありつける…と聞いた両さん。ボールにラジコンを仕込むインチキで、部長中川麗子にホールインワンを連発させるが…。
《扉絵:葛飾署(本編に直結)

129-3「危うし!翻堕羅拳法!!の巻」
門下生が減り、存続の危機に陥った翻堕羅拳法。「この際ニューハーフでも構わん」とマリアに後を継がせようとする麻里晩だが、マリアが本物の女性になっている事を知って愕然とする。いよいよ窮地の翻堕羅拳を救うため、両さん達がアイデアを出すが…。
84-9以来 実に8年ぶりの登場(回想シーン等では85-9106-3にも登場)をした、ホンダラ親父・麻里晩さん。マリアが女性になった(111-4)のを、3年間知らなかったようです。
《扉絵:中川麗子(全身)
・扉絵は、1997年7月25日〜8月3日に浅草で開催された「こち亀大展覧会・両さんのいる下町」(
104巻巻末に解説有)のスタンドパネルより流用。

129-4「謎のデザイナー・マリイ・ローラン!の巻」
来日した世界的デザイナー・マリイ・ローランの正体は、何と麗子の母・フランソワーズだった! 飛飛丸も顔を見せ、秋本一家の知られざる姿が明らかになって行く。一方、麗子ママが年商7兆円の超巨大企業経営者と知った両さんは…。
69-5122-9を経て、麗子さんのお母さんが初の本格登場。
《扉絵:マリイ・ローラン、日本に到着!(見開き・本編に直結)

129-5「両さんの「犬の生活」!の巻」
専用のサウナにエステ、ホテル…。高級犬たちの豪華な暮らしぶりを知った両さんは、毛皮を着込んで麗子の飼い犬・セアラに変装。美人モデルらも交えた海外旅行に同行し、犬の立場を利用して美味しい思いをしまくるが…。
・サブタイトルはバラエティー番組「笑う犬の生活」からでしょうか?
・麗子さんと同じベッドで眠る事になり(この時期のこち亀では このぐらいは日常茶飯でしょうか^^;)緊張した両さんは、「おしっこしておこう!」とトイレへ。…なにげに、すごくオトナなギャグかも…(苦笑)。
《扉絵:なし》

129-6「驚異のシルバーIT(アイテー)!の巻」
多機能を使いこなせないシルバー世代のためにと、レトロデザインとシンプル操作のシルバー向け携帯電話を売り出した両さん。だが意外にも、購買層は若者ばかりだった。老人の意識変化を目の当たりにする両さんの前に、祖父・勘兵衛が。
・サブタイトルの読みは“アイティー”でなく“アイテー”。老人向けを意識した、両さんによるネーミングです。
《扉絵:両さん・中川菜々ジョディー麗子マリア
・扉絵は、「りぼん」1999年2月号別冊付録(こち亀特別編(
美少女刑事登場編・「カメダス2」に再録)と「N少女(ネットエンジェル)いずみ」の二本立て)の表紙を流用。

129-7「御所河原金五郎之助佐ヱ門太郎の夢!の巻」
久々に両さんたちの前へ姿を現した御所河原組長。組が新たに遊園地を開園したと聞き 中川と共に訪れた両さんだが、そこで目にしたのは、有名テーマパークをメチャクチャにパクりまくった怪しげな施設だった。
・組長が買い取って「極道ランド」に改装した遊園地「埼玉レジャーランド」は、34-10で登場した物。何と、19年ぶりの再登場です。
《扉絵:両さん、Vサイン》

129-8「現代コンビニ人生模様の巻」
コンビニマネージャー・山田高田宏夫(31歳)は、客の嗜好や売れ筋商品を完璧に掴み“レジ王”とまで呼ばれる男。その彼が“客王”と呼んで一目置く男こそ、誰あろう両さんであった。やがて、山田高田の店でバイトを始めた両さんは…。
・レジ王・山田高田氏が なかなかいい味。両さんは6ページ目から、他レギュラー陣はラスト4ページのみの登場ですが、サクサク読んで軽く笑える、こち亀らしい話です。
《扉絵:コンビニ前(本編に直結)

129-9「怒れ!寿司神様!!の巻」
すっかり寿司職人としての腕を上げた両さん。世界の要人が集まるクリスマスパーティーで職人を探していると知り、自ら名乗りをあげる…が、トラブルを心配した中川によって別のパーティーへ向かわされてしまう。やがて 騙された事に気づいた両さんは、寿司を使って復讐を開始。
125-4から始まった、両さんの寿司職人修業。描写が減ったりクビにされそうになったりと色々ありましたが、続いてはいるようです。
《扉絵:敬礼する両さん・中川・麗子(全身)》

130巻  【JCリスト】 【WJ本誌での作者コメント】 【Amazon】

130-1「飛鷹日光・月光登場!の巻」
2002年 正月、派出所を訪れた右京が連れて来たのは双児の妹・日光月光。漫才が大好きな二人は、中川麗子の漫才を見て感激。その師匠であるスチャラカ鼻子に会うため、両さん達と共に大阪へと向かう。
115-2での1コマ(写真のみ)出演を経て、飛鷹日光・月光姉妹が初登場。パワフルに関西弁をまくしたてる、意外なキャラでした。
・中川君と麗子さんの漫才は、
115-5で演った物の再現(ネタは違いますが)。
・こち亀では これまで少なかった、大阪の街が登場。大阪人の私としては嬉しいんですが、“関西”や“お笑い”に対する
秋本先生の偏ったイメージ(36-7とか^^;)は相変わらずのようです(苦笑)。この路線は、御堂春の登場で より顕著に。
・両さんのセリフに出て来る駅名「河原町」のルビが「かわはらちょう」とされていますが、正しくは「かわらまち」です。取材は綿密に!(苦笑)
《扉絵:両さん&飛鷹一家(二徹・右京・左京・日光・月光)》
・130巻を迎えた こち亀。記念として、コミックスの巻頭には両さんと女性キャラ達(麗子・マリアジョディー檸檬クララ・日光・月光)の描かれたミニポスターが付いています。裏面には、各キャラのプロフィールも。

130-2「携帯(ケータイ)パニックの巻」
多機能化し、すっかり必需品となった携帯電話。中川達も、スケジュール管理やメールのやりとりなど幅広く活用している。そんな折 電極スパークと一緒に車で出かけた両さんだが、途中でカーナビ・電動車・携帯が次々に故障。ハイテク依存症のスパークは すっかりパニックに。
・マイナーキャラ・葛飾署の次長に、孫娘・桃ちゃんがいる事が判明。
《扉絵:両さん・本田麗子マリア中川電極+檸檬、派出所前にて》
・扉絵は「カメダス2」中扉から流用。

130-3「ギャグで世の中明るくの巻」
大阪のお笑い修業から帰って来た日光月光。その元気さに圧倒された両さんたち派出所メンバーは、世の中を明るくしようと“一日一ギャグ制”を提唱する。やがて葛飾署でも同様の制度がスタートするが、現代のギャグセンスがわからない部長たちオヤジ組は…。
前々話の続編的エピソード。
《扉絵:静かな派出所内(本編に直結)

130-4「出撃ラジコン刑事(デカ)の巻」
派出所を訪れた新たな特殊刑事ラジコン刑事”。その名の通り、陸海空あらゆる種類のラジコンを操るエキスパートだ。“部下”(ラジコン)を駆使して活躍を見せるラジコン刑事だが、性格が異様に子どもっぽいというネックが…。
・久々登場の特殊刑事(会員番号10番?)は、ラジコン刑事こと“ラジ野コン太郎”。一定世代の人には懐かしい漫画「ゲームセンターあらし」を彷佛とさせる容姿で、特殊刑事らしいパワフルな暴走(?)を見せます。
・冒頭では、本誌掲載当時 発売が近付いていた派出所プラモが紹介されています
(今話掲載のWJ10号発売は2002年2月5日、プラモ発売は3月1日)。2コマだけですが。
・冒頭2コマで模型の紹介、続く2コマで前フリをした後、5コマ目から いきなりラジコン刑事の登場シーンへ。この唐突な展開は、ラジコン刑事の活躍シーンを存分に描くためでしょうか。冒頭の
両さん部長は、妙に急いでセリフを言ってます(笑)。
《扉絵:檸檬

130-5「マルチスポーツ対決の巻」
なかなか企画のまとまらない葛飾署スポーツ大会に「全部まとめてやりゃあいいんだよ」と言う両さん。“ゴルフボウリング”や“野球テニス”“水泳剣道”などの合体スポーツに、無敵の体力を活かして活躍するが…。
《扉絵:両さんの自転車、早乙女のミニパトに激突(本編に直結)

130-6「がんばれたいやきくんの巻」※「たいやき」に「・」が付きます。
たい焼き作りの腕を中川に誉められた両さんは、調子に乗って駅前に屋台を出した。順調に売り上げを伸ばす両さんの店は、やがて近くに店を出すタコ焼き屋との競走へ。次々と新機軸を打ち出しながら、売り上げを競う二大店は…。
97-8に登場したタコ焼き屋の二人組が再登場。
・当サイトのカウントでは、このエピソードが連載1250回目にあたります。
《扉絵:たいやきくん両さん》

130-7「3月3日はわしの誕生日の巻」
葛飾署で、署員が雛人形に扮した巨大雛飾りが製作される事に。花形の御内裏様役が中川で無いと聞いた両さんは「わしに違いない」と ほくそ笑むが、早乙女らから「あんたを座らせるならブタの方がまし」と言われ すっかりイジけてしまう。そして…。
・冒頭は、擬宝珠家の皆から両さんが誕生日プレゼントを貰う ほのぼのしたシーン。蜜柑ちゃんも大きくなり、だいぶ髪が伸びたようです。
《扉絵:御内裏様両さん&お雛様檸檬

130-8「両さんvsお犬様の巻」
中川系列の研究所で開発された「ペットトーク」は、犬の鳴き声を分析して人間の言葉に変換する最新機器。署長の愛犬・ペスに早速取り付けられたペットトークだが、明らかになって行く犬の本性に、両さんらは唖然。
・株式会社タカラから発売されて話題となったグッズ「バウリンガル」に合わせて描かれたエピソード。※…なのですが、本誌掲載時には まだ発売されていませんでした。発売延期のためタイミングを逃した(本誌掲載時・秋本先生目次コメントより)との事です。
・ペス(今話が初登場)のセリフに出て来る「さいはて署」は39-9に登場した物…ですが、それを知らなくても ネーミングで どういう場所かは分かりますね(「舞台版こち亀」の1999・2001・2006年公演にも名前が登場していました)。
《扉絵:両さん・夏春都勘兵衛マリア麗子檸檬中川日光月光
・キャラ集合の扉絵(
129巻表紙にも流用)で、以前“ハッピー”と呼ばれていたレモンのぬいぐるみの名前が“ラッキー”に。これ以降はラッキーで統一されているようです。

130-9「東京銭湯絵巻の巻」
昭和中期…両さんこと両津勘吉の少年時代。町の銭湯を訪ねて来た美大生・折原美樹は、浴場の背景画を描きたいと申し出る。「遊びで描ける仕事じゃない!」とプロの絵師に一喝されるものの、勘吉らの後押しもあって 初の巨大画制作へ取り組む事に。やがて完成した絵は…。
・連載1250回突破記念(※)として巻頭カラーで掲載された、久々の少年時代編。すっかりお馴染みとなった勘吉・豚平珍吉のトリオを狂言回しに、さりげなくも暖かい、ノスタルジックなエピソードが描かれます。※当サイトのカウントでは、今話は1252話。
・今話に登場する絵師の男性は、力強い劇画的タッチの画風。近年 細い描線や記号的な絵の多くなった こち亀では、新鮮に感じられるかも?
・煙突掃除を誰がやるか決めるシーンで珍吉の言う「おばけ煙突に登った人とか…」は、
59-8での両さんの行動を指しています。
・珍吉が小1まで女湯に入っていたと聞いて羨ましがる両さんですが、自分は小3まで入ってたんじゃ?(
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《扉絵:折原美樹・勘吉・豚平・珍吉と銭湯(見開き)


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