エピソードガイド
【76巻〜80巻】


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76巻  【JCリスト】 【WJ本誌での作者コメント】 【Amazon】

76-1「ビデオカメラマン!の巻」
高給にひかれ、テレビ番組の制作会社でバイトをする両さん。人気タレント・流星光が登山をするドキュメント番組の撮影に同行するが、あまりのキツさに スタッフが一人また一人と脱落…。
《扉絵:両さん、高架脇にて》

76-2「海パン刑事!の巻」
本庁からやって来るエリート刑事と コンビを組む事になった両さんは、期待に胸を膨らませる。しかし、やって来た刑事・汚野は、海パン一丁の半裸で捜査に臨む 通称“海パン刑事”。やる事なす事 変態じみた海パン刑事に、さすがの両さんも唖然。
・後に こち亀のイメージの一端を大きく担う「特殊刑事」の第一号にして屈指の名キャラ・海パン刑事の初登場編。真剣な表情とスタイルや行動とのギャップが、えも言われぬ笑いを生み出しています。
《扉絵:自転車で下町をゆく両さん》

76-3「古きを訪ね新しきを売る!?の巻」※「売る」に『・』が付きます。
大原部長が車を買い替える事に。若い頃あこがれたトヨタ2000GTが欲しいという部長のため 中川が紹介した自動車業者は、幻の車と言われる2000GTを 何十台と販売する専門店だった!?
《扉絵:自転車で下町をゆく両さん》

76-4「パワーボートレースの巻(前編)」
“海のF1”と言われるパワーボートレースに出場するため、中川と共にマイアミへと向かう両さん。同様にマイアミへと向かう麗子の船や 到着した現地で、相変わらずの大暴れを見せる。
《扉絵:パワーボートで疾走する中川・部長・両さん》

76-5「パワーボートレースの巻(後編)」
前話より続き)いよいよスタートしたパワーボートレース。両さん中川のチーム「戦闘竜」は あの手この手でトップへ躍り出るが、負けず嫌いなイタリアチームと意地の張り合いになる。
・勢いづいて 中川君の声に耳を貸さなくなった両さんの言う「わしの耳に念仏だ!」は、名セリフだと思います(笑)。
《扉絵:船上で釣りに興じる麗子・両さん・中川》

76-6「ゴキブリ大行進!の巻」
中川の会社で実験用のゴキブリを買い取っていると聞いた両さんは、害虫駆除で儲けて 更にゴキブリを転売するという商売を思い付く。が、なかなか数が集まらないのに郷を煮やし、“養殖”に手をつけるが…。
・「今回の作品は、気の弱い方、虫の嫌いな方、食事中の方は見るのを御遠慮下さい」と冒頭に書かれている通り…とにかくゴキブリ三昧の話です。
・パニックを引き起こした、
ニコニコ寮のゴキブリ養殖部屋・303号室。その後も根本的改善はされなかったようで、115-6で再登場しています(^^;)。
《扉絵:なし》

76-7「誘惑のコルベット!の巻」
駐車場の無い友人に頼まれ、夜の首都環状高速を車で走り続ける両さん。そこで出会ったコルベットの女性ドライバーは、暴走車を豪快なドライブテクニックでストップさせた。美しく快活な彼女をお茶に誘った両さんだが、実は彼女は…。
マリアマリリンのお母さん(ホンダラ親父こと麻里晩氏の奥さん)・麻里今日子さんが初登場。他のヒロインと違い、大人っぽく さばけた雰囲気が魅力です。
《扉絵:橋の上から川面を眺める両さん》

76-8「マリアの母の秘密!?の巻」
マリアの母・今日子に、自宅での食事に招かれた両さんたち派出所メンバー。今日子の異常な きれい好きに辟易する両さんだったが、豪華な食事を前にしてウキウキ。そんな中、家に泥棒が侵入し…。
・今日子さんのプロモーション(?)編。前半では、夫・氏とのなれそめ等が語られています。
《扉絵:両さん、道路脇にて》

76-9「巨大フード運動会!?の巻」
東京湾岸のイベントホールで開催される、食品メーカー主催の運動会を訪れた両さん。豪華賞品にひかれ、巨大サイズに作られた食べ物の中を走り抜ける 破天荒なレースに参加する。
《扉絵:派出所前(本編に直結)

76-10「浅草七星物語の巻」
昭和35年。少年・勘吉が浅草・花屋敷で出会った少女・琴音は、六区で興行している旅一座の座長の娘だった。芝居で悩んでいた琴音だが、勘吉との心の交流を経て元気を取り戻す。勘吉にとっても琴音は かけがえのない存在となりつつあったが、やがて 避けられない別れの時が…。勘吉は涙をこらえ、琴音との“約束”を果たそうとする。
・連載750回記念の、恒例・少年時代話。豚平珍吉も もちろん登場しています。
・このエピソードで初登場の橘琴音さんは、両さん初めての相思相愛の人。数多いこち亀ヒロインの中でも、特別な位置にいる印象のキャラです(
102-8で再登場)。
《扉絵:植物園として開園した1853年当時の花やしき遊園地(見開き)

77巻  【JCリスト】 【WJ本誌での作者コメント】 【Amazon】

77-1「通信販売大論争!!の巻」
通信販売に凝って、風変わりな物を買いまくる両さん。その姿に、部長は「本当に必要な物だけを買え」と一喝。反論する両さんだったが、結局言い負かされてしまう。そこに配達された、部長のマッサージ機。両さんはこれを利用して仕返ししようと…。
《扉絵:両さん、映画館(東京クラブ)前にて》

77-2「守れ!松茸山!!の巻」
松茸山の、収穫の権利を買った部長両さんと二人で現地を訪れた所、誰も気付いていなかった群生地帯を発見、大喜びする。だが、その事が新聞に掲載された日から松茸泥棒が頻発。松茸を守るべく一念発起した両さんは、ボルボの協力を得て大防衛作戦を展開する。
・「カメダス」(P615)によると、当時の秋本先生の担当編集者・大塚氏の実家が 茸山だった事が、執筆に役立ったそうです。
《扉絵:派出所内で弁当を食べながら話す両さん(本編に直結)

77-3「七色の声を持つ男の巻」
カラオケボックスで 隣の部屋の歌謡教室講師と勝負になり、明け方まで12時間も歌い続けた両さん。喉がおかしくなり、声が変わってしまった。部長署長そっくりの声になった両さんは、利用してイタズラを企む。
《扉絵:両さん、カラオケ熱唱》

77-4「盗撮にご用心!の巻」
部長中川麗子の携帯無線機に隠しカメラを仕込んで弱味を握り、脅迫して金を巻き上げる両さん。被害者が増えない内に一泡ふかせないと…と考えた中川達は、両さんにも隠しカメラを仕掛けて行動をモニターする。
・レンタルビデオ店のシーンで両さんが品定めするアダルト本のタイトルは、過激すぎると判断されてかコミックス収録時に若干修整されています。
《扉絵:両さん、浅草ROX近くにて》

77-5「本日より「食べだおれ」店勤務に処す!の巻」
葛飾署の隣にできた大型総合食堂「食べだおれ」。体力のある人材が欲しいという店長の言葉に、部長両さんを連れて来て無理やり勤務させる事に。借金の帳消しをエサにされ、仕方なく署へ昼食の出前をする両さんだが…。
77-6との前後編エピソードです。
《扉絵:両さん、下町にて》

77-6「両津流スペシャルメニューの巻」
前話より続き)正式に、三週間「食べだおれ」で勤務する事になってしまった両さん。出前を続ける内、一人前の料理をいくつかに分けて上前をはねるようになるが、やがて悪事は部長の耳に届き…。
・“ニワトリ忘田”こと忘田巡査が久々の登場。後半では、両さんと一緒に「食べだおれ」で働いています。
・この前後編で登場した大型食堂「食べだおれ」は、
127-1で再登場しています。
《扉絵:自転車で街をゆく両さん&本田

77-7「必勝!C(コンピューター)競馬!?の巻」
今日も競馬に励む両さんだが、電子頭脳で計算するダメ太郎の予想の前に、ことごとく敗北する。勝負師の意地として 機械になど負けないと豪語する両さんも、あまりの的中ぶりを目の当たりにして…。
・ロボット警官・ダメ太郎と炎の介が、61-6で本庁勤務となって以来初の登場(3年ぶり)。
・いつもの大ゴマオチと違った、虚無感あふれるラストが笑えます。
《扉絵:警視庁外観(本編に直結)

77-8「給料を追え!!の巻」
ボーナスのみならず、両さんの毎月の給料まで取り立てようとし始めた商店街の借金取り達。包囲網を突破し、口座に振り込まれた給料を何とか引き落とした両さんだが、その金をスリに奪われてしまう!
《扉絵:両さん、下町にて》

77-9「ご乱心!?両津和尚の巻(前編)」
両さんの非常識ぶりは 人間を元から変えなければ駄目だと考えた部長は、両さんの頭を剃り、厳しい修行で有名な 京都の「寛極寺」に預ける。だが、大人しく修行に励む両さんではなく…。
《扉絵:両さん、路面電車駅にて》

77-10「ご乱心!?両津和尚の巻(後編)」
前話より続き)寺を逃げ出し、京都の街へ出た両さん。偶然知り合った住職と意気投合し、祇園の店で酒を飲んで盛り上がる。折しも、同じ店には部長中川が訪れていた…。
《扉絵:京都の街を歩く、珍念スタイル両さん(本編に直結)

78巻  【JCリスト】 【WJ本誌での作者コメント】 【Amazon】

78-1「ネオ・ボーナス争奪戦!!の巻」
署のコンピューターを操作し、ボーナスの支給額をメチャクチャに いじった両さん。自らのボーナス4000万円からなら、120万円の借金など すぐに返せる…と考えたが、現金を手にして惜しくなり、結局逃亡。
・恒例の、ボーナス争奪戦シリーズ。銀行振込も定着し、次第にハイテク度(?)も上がっていますが、後半は やっぱり いつもの追いかけっこです(笑)。
《扉絵:なし》

78-2「ケーキ屋・両さん!?の巻」
麗子の紹介で、ケーキ屋でのアルバイトを始めた両さん。凝り性の性格が顔を覗かせ、オリジナルケーキを次々と作り出す。更に、麗子の会社のクリスマスパーティー用ケーキをオーダーされ…。
《扉絵:両さん&キャラ大集合(魚眼構図)

78-3「新築祝いは鎧で御免!?の巻」
1992年 元旦。部長が新築した家に、新年会と新築祝いを兼ねて中川麗子が訪れる。一方、来るなと言われていた両さんも、豪華な新築祝いを持って訪問。一度は追い出されてしまうが…。
・ラスト前のシーンは、ダイナミックの一言。
《扉絵:両さん(顔のみ)

78-4「空飛ぶ絨毯!?の巻」
ペルシャ絨毯の行商に来た外国人が 行き倒れているのを助けた両さん。お礼として絨毯を一枚もらうが、数千万円の価値があると知って驚愕。1円でも高く売ろうと東奔西走するが、風で絨毯が飛ばされてしまう。
47-9「空飛ぶじゅうたん!?の巻」と そっくりのサブタイトル。これだけ連載が続くと、タイトルを考えるのも大変なんでしょうねぇ。
・冒頭では、連載初期 頻繁に名前が出ていた実在の歌手・
春日八郎さんが亡くなった事が語られています。
《扉絵:北風の吹く下町を歩く両さん》

78-5「葛飾署スキー旅行の巻」
署の旅行でスキーへと やって来た葛飾署警官一同。両さんはここでも大暴れをし、皆の注目を集める。現地で開催されるトライアスロン大会に、本田と二人で出場した両さんだが…。
《扉絵:葛飾署前(本編に直結)

78-6「ツェッペリン号発進せよ!の巻」
両さんが開発したラジコン気球(飛行船)は、カメラやマジックハンドを装備した高性能機。これを使ってイタズラをしようと企んだ両さんは、気球を使って こっそり部長を尾行する。
《扉絵:どアップ両さん(ラフ画調)

78-7「占い師!ノストラ・両津の巻」
適当に口にした予測が、ことごとく的中する両さん。あまりの的中ぶりに、現代の予言者としてマスコミに祭り上げられる。さらに署内に「大予言課」を新設した両さんは、ますます調子に乗って…。
《扉絵:両さん、川沿いにて》

78-8「すべるんです!?の巻」
板池との勤務を放り出して、中川麗子とスケート場を訪れた両さん。そこで出会った麻里晩と共にスケート大会に出場する事になるが、なりふりかまわない滑りで周囲を翻弄する。
《扉絵:両さん&麗子、南千住にて》

78-9「兄として…!の巻」
両さんの弟・金次郎が結婚する事に。仕切り屋の両さんは、金次郎の心配をよそに 披露宴の司会進行を全て自分でやってしまう。集まっていた新婦の関係者も、いつしか その破天荒な悪ノリに巻き込まれ…。
・金次郎さんの結婚相手は、中川君の遠縁の親戚・霧ヶ谷景子さん。この二人の結婚によって、両さんと中川君も親戚に。
・型にはまらずメチャクチャながら、人間味あふれる両さんの司会ぶり。新郎新婦のみならず、参加した人たちにも思い出深い披露宴となった事でしょう。
《扉絵:両さん、押上の踏切にて》

78-10「身内として…!の巻」
中川と親戚になった両さんは、身内として中川グループに力を貸す、と大張り切り。仕方なく簡単な仕事(倉庫番)を紹介する中川だが、底知れぬ両さんのパワーは、次第に経営にまで影響を及ぼし始める。
《扉絵:両さん、吾妻橋近くの川沿いにて》

79巻  【JCリスト】 【WJ本誌での作者コメント】 【Amazon】

79-1「V8パトカー!?の巻」
古くなった葛飾署のパトカーが買い替えられるのを知り、両さんはパワフルなアメリカ車を採用してくれと署長らに訴える。一度は部長に一蹴されるが、ホットロッドの前田の協力を得た両さんは、更に採用キャンペーンを展開。
・通称“ホットロッドの前田”こと、アメ車マニアの前田が51-1以来6年ぶりの登場。同時に、現在までの所 最後の登場でもあります。
《扉絵:両さん、隅田川貨物駅近くにて》

79-2「ベビーシッター両津!?の巻」
可愛い孫娘・のため、本を買って勉強する大原部長。その姿を見た両さん中川麗子は、幼児教育について語る。その後、ひょんなことから一人で桜の面倒を見る事になった両さんは…。
・両さんの赤ん坊時代が明かされています。このにしてこの子あり、ですね。
《扉絵:両さん、南千住にて》
・本誌掲載時の扉は、「こち亀大全集・カメダス」への お便り募集告知でした。

79-3「なんでも消すペンの巻」
書いた内容が一週間で消える、特殊なペン。両さんは このペンに改良を加え、60分で消えるペンを開発した。売りさばいて金儲けをするため、効果を証明しようと あちこちに落書きをする両さんだが…。
《扉絵:両さん、自転車で派出所に到着(俯瞰構図・本編に直結)

79-4「白鬚橋の思い出の巻」
金次郎と妻・景子の新居を、両さん中川が訪問する。話に花を咲かせ、買い物ついでに近所を歩く四人。白鬚橋に差し掛かった所で、金次郎は兄との思い出話を語り出す。
・少年時代編をはじめ、金次郎さんの登場エピソードには 良い話が多いですね。
・今回は いつもの破天荒&非常識ぶりは抑えめに、“少しやんちゃな大人”といった感じの両さん。景子さんの前だから?
《扉絵:両さん、東武線浅草駅近くにて》

79-5「バスルーム狂騒曲の巻」
正月に壊れたのを改築し、風呂場も改装した部長邸。イタズラをして怒られた両さんは、改築祝いにかこつけて部長に仕返しをしようと画策。トウガラシや鳥の糞、石膏などの“特製入浴剤”をプレゼントするが、成り行きで自分も風呂に入る羽目に。
《扉絵:両さん・麗子本田中川、浅草演芸ホール前にて》

79-6「究極のリフォーム!?の巻」
中川が派出所メンバーを連れて行った美術館は、絵の額縁や彫刻までが壁に描かれた絵で表現された“トリック・アート”美術館だった。その後、知人からアパートの安価なリフォームを相談された両さんは、トリック・アートの利用を思い付く。
《扉絵:両さん、浅草寺にて》

79-7「暴走!一寸法師の巻」
賞金目当てに、カヌーでの渓流下りレースに参加する両さんだが、一緒に参加したボルボが 手榴弾を誤爆させたり銃を乱射したりで大騒ぎに。カヌーを銃で穴だらけにされた両さんは、捨てられていた巨大なお椀(型の看板)をカヌー代わりにしてレースを続行する。
《扉絵:両さん、青戸にて》

79-8「駄菓子屋カルト王(キング)の巻」
下町や駄菓子屋が ポップカルチャーとして捉えられる風潮に反発した両さんはテレビ局へ抗議するが、何故か成り行きで 番組に出演する事に。駄菓子屋を舞台にしたゲームやクイズで奮闘するが…。
《扉絵:両さん、墨田区緑にて》

79-9「C・S(キャッチ・セールス)に御用心!?の巻」
板池から相談があるとの電話を受けて 部屋を訪ねた両さんは、物に埋め尽くされた部屋の様子を見てびっくり。気の弱い板池は、キャッチセールスや勧誘を断りきれないのだ。ローンの支払いに追われて苦しむ板池のため、両さんが一肌脱ぐ事に。
《扉絵:両さん、新小岩三丁目にて》

79-10「T-3600号発進せよ!の巻」
新入署員歓迎会の資金を競馬で使ってしまった両さんは、金を稼ぐため 特撮映画の撮影現場でアルバイトをする。怪人“T-3600”となった両さんは、ヒーロー“ボンバー5”との決戦に臨むが、予想以上のハードな内容に大苦戦。
《扉絵:部長、派出所へ出勤(本編に直結)

80巻  【JCリスト】 【WJ本誌での作者コメント】 【Amazon】

80-1「野性へ帰れ!の巻」
上層部の命令でマリアが女子寮へ移り、両さんは再び一人暮らしに。部屋はみるみる内に汚れ、ゴキブリの巣窟へと変貌する。そんな中で、やわになっていた両さんの野性も次第に復活して行き…。
67-4の初登場以来 ニコニコ寮で両さんと同居していたマリアが女子寮へと引っ越し(実は男(当時)のマリアですが婦警さん達は快く受け入れたようです)。同時に、人間的な生活の中で衰えていた両さんの抗体(70-3参照)も力を取り戻して行きます。
・ゴキブリ達が「バカ」「トモダチ」の文字を作り意思表示するシーンは、こち亀屈指の名ギャグのひとつ。
《扉絵:自室で、マリアの作った朝食を食べる両さん》

80-2「肉体派マジシャン!?の巻」
マジシャン・ピエール西川口のショーを見に行った両さんは、ふとした事から怪力を見込まれスカウトされる。“壁抜け”のマジック(?)を見事に成功させた両さんは、大きな話題となり…。
《扉絵:隅田川にかかる橋シリーズ1・永代橋》
・扉絵で「隅田川にかかる橋シリーズ」がスタート(82-7まで)。第1回は永代橋。

80-3「両津リサーチ会社の巻」
法条がテレビ視聴率調査のサンプルに選ばれている事を知った両さんは、視聴率を利用した金儲けを思い付く。調査会社が中川の関係企業なのを利用し、自在に視聴率を操り始める両さんだが…。
《扉絵:両さんの部屋でTVドラマを見る両さん&同僚達(本編に直結)

80-4「マグロ・パニック!?の巻」
中川麗子と共に、中川グループの運営する芝水族館を訪れた両さん。クジラや深海魚を見たり、ゲームや食事で楽しい時間を過ごす。だが その帰り、冷凍マグロを輸送するトラックの事故現場に出くわし…。
《扉絵:隅田川にかかる橋シリーズ2・勝鬨橋》
・「隅田川にかかる橋シリーズ」第2回は、71-9等で本編にも登場した勝鬨橋。次の第3回は81-3です。

80-5「発見!最強のバーコードの巻」
商品に付いているバーコードで 戦闘力を算出して 勝ち負けを決めるゲーム“バーコードファイター”。中川達に大負けしてムキになった両さんは、最強のバーコードを求めて街へと出る。
・当時大流行だったゲーム「バーコードバトラー」(冒頭にオリジナルも登場)を元にしたエピソード。
《扉絵:部長麗子・中川、派出所にて(本編に直結)

80-6「野性の証明!?の巻」
派出所にアダルトビデオを置きっぱなしにしていたのを、部長にこっぴどく叱られた両さん。部長を罠にはめて同じ穴のムジナにしようとするが、普段の信用が無いため失敗。さらに、パッケージをカムフラージュしたアダルトビデオを麗子に持って行かれ…。
《扉絵:両さん、本所吾妻橋駅近くにて》

80-7「麗子の大胆写真集!?の巻」
葛飾署機関誌のカメラマンに、カメラに詳しい両さんが抜擢された。無理やり編集長にまでなった両さんは、麗子たち婦警の写真掲載を中心とした、機関誌の内容改革を実行。高い人気に味をしめ、麗子の写真集販売を計画する。
《扉絵:両さん・麗子・中川

80-8「両津ストアーは年中無休!?の巻」
廃業した駄菓子屋のおばちゃんに、中川鉄道の駅売店の仕事を紹介した両さん。自分も手伝いで仕事をしていたが、次第に金銭欲が顔を覗かせ、やりたい放題の商売に走り始める。
《扉絵:アメリカ・コネチカット州警察風両さん》

80-9「鳩の恩返し!?の巻」
派出所で、怪我をした鳩の手当てをする両さん。次第に仲間の鳩が何十羽と集まり、両さんの手足となって働くようになる。スパイ鳩の活躍で 競馬でも連戦連勝の両さんだったが…。
《扉絵:両さん、派出所へ出勤(本編に直結)

80-10「口は災いの元!の巻」
競艇場から中川に電話をした両さんだが、部長が中川と一緒にいたため、ギャンブル禁止令を破ったのがバレてしまう。罰として給料を没収された両さんは、金が無いならギャンブルで稼ぐしかないと、今度は競馬場へ。
60-5で両さんが掘った、派出所からの脱出用トンネルが再登場。以前より拡張&グレードアップされているようです(笑)。
《扉絵:部長と警官、葛飾署前にて(本編に直結)

80-番外編「SUPER POLICEWOMEN'S STORY MARIA&REIKO」
1991年11月、警視庁は婦警の大型パトカー乗務を認可。麗子マリアは、最新システムを備えたスーパーパトカー「宇宙(コスモ)」で、逃走する銀行強盗を相手に華麗な大活躍を見せる。
・週刊少年ジャンプ1992年5号に、番外編として掲載された5ページの短編エピソード。に こち亀本編でも二人の愛車として活躍する「宇宙(コスモ)」(秋本先生のかつての愛車・マツダ コスモスポーツがモデル)が初登場しています。
・余談。謎本「ハミだし両さんパート2「こち亀」懲りない面々の謎」(1994年 文化創作出版刊/
Amazon)において、このエピソードで マリアが犯人を「撃ち殺してしまっている」との記述(P50)がありますが、これは間違い。本編をちゃんと見ればわかりますが、ホイッスルをぶつけてKOしているだけです。本人の名誉のため一応(笑)。
《扉絵:麗子&マリア(全身)


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