エピソードガイド
【36巻〜40巻】


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36巻  【JCリスト】 【WJ本誌での作者コメント】 【Amazon】

36-1「ノガミブルースの巻」
バス運転手の熊田から、上野の名物となるような斬新なバスを…と相談を受けた両さん。出したアイデアは、なんと2階建てバスを二つ重ねた“4階建てバス”。さっそく部長中川麗子を試乗させるが…。
・天才無謀ドライバー・熊田、22-5以来久々の登場。今話で初めて名前が明かされています。
《扉絵:上野の風景(本編に直結)

36-2「ポルシェ一代男の巻」
名車ポルシェにひたすら憧れる男・山田。20年間かかって貯めた一千万円で ついに購入した愛車に 異様なまでの愛情を注ぎ込み、その姿は両さん中川をも唖然とさせる。
《扉絵:御満悦の山田とポルシェ(&両さん・中川)(見開き)

36-3「署長の息子の巻」
命令(?)を受け、署長息子を遊園地へ連れて行く事になった両さん。ディズニーランドへ行きたがるのを、自転車で強引に花やしきへ連れて行ってしまう。不平を言いまくって両さんをイラつかせる息子だったが…。
《扉絵:両さん&バイク》

36-4「ロボットくん2号の巻」
交通戦争に対応するため警視庁の開発した、ロボット警官002号が完成。以前の不祥事で予算を減らされ、性能に不安の残る002号だったが、見兼ねた両さんに手を加えられパワーアップ…?
《扉絵:両さん(映画ポスター風)》

36-5「マナ板のゴキブリの巻」
署内レクリエーション大会でボウリングに興じる、公園前派出所メンバー。元プロらが集まる駅前派出所チームにトップを走られ、負けん気が人一倍の両さんは妨害工作に出る。
・サブタイトルは、不正がバレた両さんが反撃に出る際のセリフ「こうなりゃマナ板のゴキブリ! 往生ぎわの悪さは天下一品だ」から。
《扉絵:ライダースーツ麗子&バイク(RGガンマ)》

36-6「両さんの長崎旅行[1]の巻」※「[1]」は、実際は丸内数字です。
仕事長崎へ行く事になった両さんだが、支給された交通費を使い込んでしまい一文無しに。中川からお金を借りようとするも、麗子に「男なら自分の責任は自分でつけなさい」と一喝される。男の意地を見せようとする両さんは…。
・この話からは、5話連続の長崎旅行編です(実際に長崎が出て来るのは36-9のみ)。
・自転車で長崎まで行こうとする無謀な両さんを、陰から
サポートする麗子さん。26-9等と並び、彼女の母性愛が垣間見えるエピソードです。
《扉絵:駆け出す両さん&トライアンフに乗る麗子(見開き)

36-7「両さんの長崎旅行[2]の巻」※「[2]」は、実際は丸内数字です。
前話より続き)麗子の車で送られて 大阪までやって来た両さんは、大阪府警の知人・梅田を訪ねる。東西のライバル意識で火花を散らす二人だったが、街中でチンピラとケンカになり…。
御堂春飛鷹日光月光姉妹ら登場時は“大阪”の漫画的アレンジがキツくなっていましたが、このエピソードの大阪描写(梅田の話す言葉など)は なかなかリアル。
・パトカーで九州まで行こうという両さんの目論見は失敗。次の手段として、東京から
本田君のバイクを呼び寄せます(しっかり来る本田君も律儀…)。
《扉絵:本田&両さん、バイクで疾走(見開き)

36-8「両さんの長崎旅行[3]の巻」※「[3]」は、実際は丸内数字です。
前話より続き)呼び出した本田のバイクに乗せられ、広島までやって来た両さん。非合法スレスレの方法でガソリンを入手し、更には全く知らない老夫妻の家へ無理矢理泊まり込む。
・強引な押しで自分を親戚だと信じ込ませ、老夫妻の家に泊まる両さん。しかし、実はウソに気付いていた夫は…。大袈裟でない人情味が漂う このラスト、個人的に とても好きです。
《扉絵:本田・両さん&バイク(見開き)

36-9「両さんの長崎旅行[4]の巻」※「[4]」は、実際は丸内数字です。
前話より続き)ようやく長崎へ到着した両さん本田。仕事も無事に済ませ、現地の婦警・島原巡査の案内で観光へ出かけるが、その最中 スリに遭遇。悪漢を追い詰める両さんのパワーは、日本中どこへ行っても変わらない!
《扉絵:バイクに乗る両さん・本田・中川麗子(見開き)
・本誌掲載時の扉絵では、こち亀キャラに加えて作者・秋本先生制作スタッフの皆さん佐々木勝片岡成人うすね正俊富沢千夏各氏)とそれぞれの愛車(バイク)が写真掲載されていました。

36-10「さよなら両さん?の巻」
前話より続き)バイクで東京へ帰って来た本田だが、先に飛行機で着いている筈の両さんが消息不明。「警視庁の悪魔がいなくなって実にめでたい」と喜ぶ部長だったが、両さんのいないまま一週間が過ぎた派出所は…。
・連載350回を飾るエピソード。その節目に 主役である両さんが行方不明…という展開で、新味を出しています。
《扉絵:両さん・中川&アメ車(Ford Fairlan500 SkyLiner)(見開き)

37巻  【JCリスト】 【WJ本誌での作者コメント】 【Amazon】

37-1「ニュー中川!の巻」
ラジコンヘリで遊ぶ両さんの元に降りて来た、本物のヘリ。その中から降りて来たのは…髪を短く切り、ジャンパースタイルに身を包んだ中川! 7年の連載中に流行も変わったからと、マイナーチェンジをしたのだという。
・いつものセミロングヘア+縦縞特注制服を一新した中川君。これはこれで なかなかかっこいいですが、数カ月後の38-3で唐突に元に戻っています。評判悪かったんでしょうか?(^^;)
・後半では両さんが中川君の持って来た拳銃を使い、
たてこもり犯相手に活躍(?)。
《扉絵:両さん・中川&アメ車(見開き)

37-2「人間 顔じゃないの巻」
両目に物もらいができ、治療のため眉毛と髪の毛を剃った両さん。虫歯のせいでほっぺたも腫れ、すっかり別人のような 迫力ある顔になってしまった。運悪く、そっくりな顔をした凶悪犯が指名手配されていた事から…。
《扉絵:両さん・中川&自動車(Ford Seattle-ite XX1)》

37-3「スカイ・バンク強奪事件の巻」
大型ヘリを利用した移動銀行が、強盗に奪われた。そのまま逃亡しようとする犯人達と、両さん中川の追撃戦が始まる!
《扉絵:銃を構える両さん・中川&ヘリコプター》

37-4「ラケット&(と)ドス!?の巻」
中川麗子に連れられ、部長と共に高級テニスクラブへやって来た両さん。嫌々ながらも部長とのテニスに興じていたが、偶然同じ場所へやって来ていた御所河原組の組員達と勝負となり、次第に白熱していく。
《扉絵:サイドカー付きバイクに乗る両さん&中川》

37-5「結婚の条件の巻」
親の決めた見合いに、気の進まない麗子。彼女を気遣った部長両さんに協力を要請し、見合いを壊す作戦に出る。ゴツい女性に変装して見合いに臨んだ両さんを、相手の男も最初は怖がっていたが…。
《扉絵:バイクに乗る中川&両さん》

37-6「病は気から!?の巻」
ストレスから入院した大原部長両さん中川麗子の三人が病院へ見舞いに訪れるが、両さんは相変わらずのマイペースで部長の頭痛を誘発する。そんな中、急患に輸血をする事になった両さんは…。
・中川君のセリフ「(両さんは)部長の誕生日祝いに鉛筆削りを持ってった前歴があるからなあ」は、19-1での出来事を指しています。
《扉絵:派出所前(見開き・本編に直結)

37-7「怒りの本田!の巻」
の走り屋として名前を轟かすバイクレーサー・小元太。取り締まりに来た本田に挑戦状を叩き付け、白バイVS走り屋のバイク勝負となる。
《扉絵:両さん・本田&小元太》

37-8「錬金術師!?の巻」
退院間もない部長は、両さんの金銭感覚の無さに早速カミナリ。中川麗子に「両津に金を貸すな」と厳しく言い付ける。簡単に借金ができなくなった両さんは、あの手この手で節約&金策に励むが…。
・両さんの作る“パンの耳料理”、結構おいしそうです。
《扉絵:両さん、本庁をバックに》

37-9「秋深し…の巻」
季節はずれの松茸が大量発生した高尾山。山の治安を守るため、両さんが現地へ派遣された。無法状態で松茸狩りをする連中を追い払い続ける両さんだったが、その活躍が思わぬ噂を呼ぶ。
・15ページ(扉絵含)の本編の後、とみさわ千夏作画協力による特別編(3ページ)が。31-8(「よいこむき」編)や32-5と同系統の絵柄です。
《扉絵:両さん・本田&バイク(見開き)

37-10「転職!?の巻」
部長と二人で巡回連絡をしていた両さんは、さびれたオモチャ工場の社長と出会う。成り行きで、つぶれかかった工場を救うため協力する事になった両さんは、アイデア売り込みのため いくつものオモチャ会社を訪ねて回る事に。
《扉絵:両さん&部長、巡回連絡中(本編に直結)

38巻  【JCリスト】 【WJ本誌での作者コメント】 【Amazon】

38-1「たまらんワン!の巻」
旅行に出る麗子から、飼い犬・ルルを3日間あずかる事になった両さん。麗子の言い付けを守らず、超マイペースな世話を続ける。両さんの教育(?)を受けたルルは…。
初登場時は大の犬嫌いだった(12-2で克服)麗子さんですが、すっかり犬好きに変わったようです。
《扉絵:銃を構える両さん》

38-2「両さんのジンジロゲの巻」
友人から「うちの会社は組合が強いからボーナス二倍だ」と聞かされた両さんは、自分も組合を作る!と息巻く。大原部長から、組合が認められていない公務員の給与システムを教えられる両さんだが、どこかズレた解釈をしてしまい…。
・タイトルの「ジンジロゲ」は、作中に出て来る「人事院(や人事委員会)の勧告制度」を「なんすか? そのジンジロゲのカンクローってのは?」と両さんが返すやり取りから。ちなみに「じんじろげ」は、森山加代子氏が1961年にヒットさせた実在の歌謡曲です。
・このエピソード、公務員の給料について わかりやすく書いてあるという事で、人事院の広報誌に転載された事もあるそうです(「カメダス」(P617)より)。
《扉絵:派出所前(本編に直結)

38-3「マイベストカーの巻」
両さん中川が街で見かけた、往年の名車・デボネア。そのオーナーは、デボネアを愛するあまり、気に入らない車に執拗なまでの嫌がらせをする粘着質の男だった。
37-1で新スタイルになった中川君が、このエピソードで突然元通りに。不思議そうにする両さんを「何か夢でもみたんでしょう」とアッサリあしらう中川君でした(^^;)。
《扉絵:3大“サムライ”》

38-4「両さんのホワイトクリスマスの巻」
町会の依頼を受け、サンタの格好でクリスマスプレゼントを配る事になった両さん。ブツクサ言いながらも続けていたが、途中で出会ったもう一人のサンタは、実は泥棒!
《扉絵:両さん・中川本田&アメ車》

38-5「わたしが直す!の巻」
大原部長の友人・山田は、人材リース会社を経営する人物。“こわいお父さん”を、との依頼に応えるため部長に協力を要請するが、部長は これを断る。しかし、陰から話を聞いていた両さんが…。
・ラストの展開は、かなり唐突で強引(部長もセリフで そう言ってます^^;)。ラストページの下半分が次回予告になっているパターン破りも含め、何かトラブルでもあったのかと邪推してしまいますが…真相は不明です。
・冒頭では、仕事でミスをした
中川君を部長が「ばかもの!」と怒鳴りつける、けっこう珍しいシーンが見られます。
・部長の名前“大次郎”は、このエピソードで初登場。
《扉絵:街を走るランチア・ストラトス(スタッフリスト付き)(見開き・本編に直結)

38-6「必殺正月カットの巻」
1984年1月4日。金が無いため 年末27日からずっと飲まず食わずで寝ていた両さんは、訪ねてきた本田に食べ物を貰って復活し、ボサボサになった髪の毛やヒゲも本田に切らせる。本田の腕不足でミョーな顔になってしまった両さんは…。
《扉絵:両さん&バイク(+新年挨拶)》

38-7「人形道入門の巻」
新発売の人形「コンバットジョー」で遊んでいた両さん部長から、亀有一丁目に人形作りの名人が住んでいると聞き、中川と一緒に早速訪ねる。中途半端は嫌いと豪語する名人の作品には、異常なまでのこだわりが発揮されていた。
33-7に続くマニアック話。作中でのGIジョー解説にも、かなり気合いが入ってきています。
超電磁・スピン・ハゲスターらに続いていくキャラ・GIジョー研究家のジョー山中氏が登場。
《扉絵:両さん&コンバットジョー》

38-8「両津鍋!?の巻」
辛い(?)勤務を ようやく終えたと思った両さんだったが、部長から引き続いての夜勤を押し付けられ、不満タラタラ。腹立ち紛れに寺井中川麗子をウソ電話で呼び出し、派出所で鍋物をしようと画策する。
・部長が亡くなったというウソ電話を受け、しっかり黒い服で来ている麗子さん。こういう細かい描写が妙に笑えます。
《扉絵:両さん・中川&戦車(+寒中見舞い)》

38-9「ひまわりクンの巻」
総費用9000万円をかけて警視庁が開発した、最新型特殊装甲車「ひまわり」。防御のみならず攻撃能力も ずば抜けたこの車に、キャンピングカーと勘違いした両さん中川が乗り込んだ事から…。
《扉絵:ライダースーツ麗子&バイク(SUZUKI KATANA)》

38-10「敬老旅行(ツアー)の巻」
両さんが、住職祖父鎌倉観光へ連れて行く事になった。99歳の元気なお祖父さんに すっかり翻弄されつつ、観光を進める。
《扉絵:住職の祖父をおぶって歩く両さん》

39巻  【JCリスト】 【WJ本誌での作者コメント】 【Amazon】

39-1「部長邸お茶会事件の巻」
お茶会のため、中川と共に部長邸を訪ねた両さん。お茶会開始まで時間があるからと、近所(?)の知人・山田宅までお使いを頼まれる。けわしい道のりを越えて辿り着いた山田の家は…。
・僻地ぶりがますます強調されていく部長の家。ついに恐竜まで出現し始めました(^^;)。
《扉絵:車(ホンダZ)と快傑ゾロ風両さん》

39-2「路地裏物語の巻」
熱を出して寝込んだ駄菓子屋のお婆さんから、売れゆきを伸ばすアイデアはないかと相談された両さん子ども向けクレジットカードの導入、不要品の再生商品化…など、商才を存分に発揮し始める。
・プレミアの付いたオモチャを転売するなど、後に増えるマニア話の原型が見られます。
《扉絵:ライダースーツ麗子&バイク》

39-3「3/3(さんざん)パーティーの巻」
もうすぐ、両さんの誕生日 3月3日。プレゼントの希望を聞かれた両さんは「現金がいい」と答えて麗子を呆れさせる。そんな折、富豪・金田氏の ひな祭りパーティーに部長共々 招待された両さんは…。
《扉絵:雛人形に扮する派出所メンバー(見開き)》

39-4「もしも我が家が…の巻」
住宅情報誌と首っ引きで、家の購入を悩む寺井両さんが見つけた「中央区の新築一戸建てが90万円」という物件を、半信半疑で見に行くものの…。
・寺井さんの家探しシリーズ第三弾。インチキ不動産屋の羽生も、四年半ぶり二回目の登場です。
《扉絵:バイク(SUZUKI KATANA)で疾走する中川

39-5「春の舟遊び!?の巻」
中川の会社が所有する豪華客船で、派出所メンバーだけの船上パーティーが開かれる。本田のバイクで広い船内を走り回って はしゃぐ両さんだが、調子に乗って操縦室をジャック!
思い出の詰まった大事な場所であるはずの勝鬨橋を、豪快にブチ壊してしまう両さん(^^;)。この回のブッ飛び具合は かなりのものです。
《扉絵:ライダースーツ中川&バイク(DUCATI)》

39-6「魔の給料日の巻」
貰ったばかりの給料を、借金取りに全て取られてしまった両さん部長らの給料を盗み取ろうという計画も失敗し、今度は署内でのアルバイトを始める。けっこう真面目にパトカーの洗車をこなしていたが…。
・初期の名レギュラーキャラ・が久々に出演(2コマのみ)。この次の登場は、20年後(!)の143-7となります。
《扉絵:ライダースーツ両さん&バイク》

39-7「旅立ちの日の巻」
地下発掘事件客船での大暴れ葛飾署爆発…と不祥事続きの両さんに、ついに処分が。巡査に降格の上 他の署に転属となった両さんを、部長は冷淡に送り出す。厳しい班長の仕切る 銀座派出所に勤める事となった両さんは…。
《扉絵:両さん(全身)》

39-8「銀座の春の巻」
前話より続き)銀座派出所の二階に寝泊まりし、それなりに適応してしまった両さん。一方、いなければいないで両さんが心配な大原部長は、変装して偵察に訪れる。
《扉絵:銀座の風景(本編に直結)

39-9「桃太郎ポリスの巻」
前話より続き)銀座署を追い出されてしまった両さんは、山奥の「さいはて署」へ転勤となった。キジを署員として使い、自然と共に生きる さいはて署の生活にも、すぐに順応してしまう両さん。一方、大原部長は…。
《扉絵:山間を走るパトカー(本編に直結)

39-10「両さん亀有へ帰る!の巻」
前話より続き)署長の抵抗もむなしく、再び巡査長待遇となって葛飾署へ戻って来た両さん。「私はこの数週間で生まれ変わったのです! 今までのイメージをすててください!」と豪語する姿を、部長らは冷淡な目で見るが…。
《扉絵:葛飾署(本編に直結)

40巻  【JCリスト】 【WJ本誌での作者コメント】 【Amazon】

40-1「オバサン族の巻」
交通課長・石頭鉄岩を中心に、葛飾署で交通安全指導講習が行われる。相変わらずの強引な性格で自分のペースを崩さず、参加者両さんを呆れさせる石頭だが、唯一かなわない存在があった。それは…。
・久々登場の石頭。昇進したらしく、部下から「課長」と呼ばれています。
《扉絵:両さん&アメ車》

40-2「寄宿生活!?の巻」
ニコニコ寮の建て替え工事で、寝泊まりする場所が無くなってしまった両さん中川寺井の所にも泊めてもらえず、麗子の家に行く訳にもいかない。途方に暮れていたが…。
部長の家に身を寄せる両さん。部長と両さんの 親子のような関係がさりげなく描かれる、ほのぼのとしたエピソードです。部長の奥さんが両さんに優しく語るラストシーンが良いですね。
《扉絵:戦場の両さん&中川》

40-3「改造人形コンテストの巻」
賞金100万円を目指して、プラモ改造コンテストに情熱を燃やす両さん。コンテスト荒らしと恐れられる松山兄弟の家へ敵状視察に向かい、そのこだわりぶりに驚愕する。
《扉絵:中川&バイク(YAMAHA RZV500R)》

40-4「ボク トーダイの巻」
東大卒のエリート警官が公園前派出所へ卒配される事に。期待に胸をふくらませる大原部長だったが、やってきた警官・法条の、イメージとのギャップに驚く。両さんと二人で街のパトロールに出た法条は…。
・ゴリラのような顔と超優秀な頭脳をあわせ持つ警官・法条正義さん初登場。
《扉絵:両さん&バイク》

40-5「アニメ戦国時代!?の巻」
泥棒が多発しているというアニメスタジオの警備に向かう両さん法条。システム化されたアニメの制作現場で好き放題に振る舞う両さんは、泥棒が入る前から被害を拡大させていく…。
・かつては竜の子プロダクションでアニメーターをしていたという秋本先生の経験が生きているのか、描写がなかなかにリアルです。
・ラストで潰れてしまうアニメ会社ですが、10年後の
91-2では再建して登場しています。
・ラストページの派出所前掲示板によると、このエピソードを最後に
うすね正俊先生がアシスタントを辞められたそうです。
《扉絵:アニメ風ロボット軍団に追いかけられる両さん》

40-6「東京住宅事情の巻」
毎日 派出所に遅刻して来る法条。怒った両さんが理由を問いただすと、三重県の松阪から毎日遠距離通勤している為だという。仕方なく、彼の下宿先探しに協力するため不動産屋を訪れた両さんだが…。
《扉絵:両さん&バイク(SUZUKI GSX)》

40-7「ブラック・リストの巻」
葛飾署員のデータを管理しているコンピューターで、非行に走る確率98%と算出された両さん。心配した大原部長は、中川と共に両さんの追跡・素行調査を始める。
・ラストでは、隠れた善行が明らかになる両さん。中川君に対して妙に冷たい部長(「よろこべ 浅いぞ!」^^;)のおかしさも含め、ちょっとしたパターン崩しが面白いエピソードです。
《扉絵:両さん&バイク(SUZUKI KATANA)》

40-8「ドジ強盗!の巻」
ラジコンヘリを使っての銀行強盗を計画した二人組。はからずもヘリを組み立てて彼らに協力してしまった両さんは、部長たちから犯人と疑われる。冤罪を晴らすため、中川と共に調査に出るが…。
《扉絵:両さん・中川・麗子、車でリゾート》

40-9「人生最悪の日…!?の巻」
占い雑誌の悪い予言が、ことごとく当たってしまう両さん。腹を立てて出版社へ殴り込むが、編集長から「モヒカン刈りにして常に笑っていれば幸運が来る」と言われ…。
《扉絵:アーリーアメリカン風麗子・両さん&アメ車》

40-10「コレクションの巻」
中川たちを相手に、実家から出てきた古切手や古銭の話で盛り上がる両さん部長から現在のプレミアを聞き、目を輝かせて切手・コイン店へ向かう。
・現在までセミレギュラーとして活躍している「インチョキ堂」の店主が初登場。
《扉絵:モヒカン両さん(全身)》
前話でモヒカン頭にした両さん。「読者にうけたらしくてな」との事で、今話でもラストまで そのままです。


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