エピソードガイド
【186〜190巻】


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186巻  【JCリスト】 【WJ本誌での作者コメント】 【Amazon】

186-1「ボカロP(ピー)の巻」
ボーカロイド・初音ミクの話題で盛り上がる両さんたちに、「部長も“エンカロイド”をやってるらしいわよ」と告げる麗子。あまりにもディープな熟年男性限定コミュニティの存在が、次第に明らかになっていく。
・初音ミクを代表にメジャー化が進む“ボーカロイド”を題材にしたエピソード。
・2012年3月9日(3・9=ミク)に行われたイベント「
ミクの日大感謝祭」には秋本先生も訪れ、初音ミクの販売元・クリプトンフューチャーメディアさんへ直筆色紙を贈られていたとのことです(※当時の紹介記事)。
《扉絵:ボーカロイド風麗子&グラフィグ風両さん》

186-2「ようこそかっぱ橋の巻」
夏日が続く中、両さんはカキ氷器を買おうと浅草の合羽橋(かっぱばし)へ。かっぱ橋の名前の由来や食品サンプルについてなど、道具街の文化を中川麗子に解説する。
《扉絵:両さん・レモン、かっぱ橋からスカイツリーを望んで》

186-3「「卒業」の巻」
大事な書類を失くした両さんに激怒し「クビだ!」と叫ぶ部長。「クビは可哀想ですよ」という中川らに応え、ならばと「卒業」を言い渡す。卒業証書を手渡されて派出所を後にした両さんだが…?
・結局ただのクビだとすぐ気づき(笑)様々な仕事を渡り歩く両さん。超神田寿司で働けばいいのに…というのは言わないお約束ですかね(^^;)。
《扉絵:麗子・ゴルフスタイル》
・「「卒業」の巻」はWJ2012年29号掲載、ジャンプコミックス(JC)での次話「カラオケバトルの巻」は同31号掲載。間のWJ30号に掲載された「帰ってきたあの男の巻」は なぜかJC収録が見送られ、ジャンプリミックス「平成こち亀24年 7〜12月」(2022年11月25日発売・Amazon)へ収録されるまでの10年間は本誌以外で読むことができませんでした。40年にわたる こち亀レギュラー連載で唯一の“一度もJCに収録されていないエピソード”です。

186-4「カラオケバトルの巻」
部長が採点機能つきカラオケで100点を出したと聞き、対抗意識を燃やした両さん中川麗子と共にオールナイトカラオケへ突入。偶然同じ店を訪れていた部長と、お互いの顔を見ないまま歌で火花を散らす。
81-2103-9以来 久々のカラオケ話。
・サブタイトルは
189-9と全く同じ。51-358-8(共に「天国からの訪問者の巻」)に続く2つめの同一サブタイトルとなります。
《扉絵:4×4 MRAPトラック with 両さん・ジョディーボルボ・中川》

186-5「えんぴつ戦争の巻」
紙の上で鉛筆を滑らせて対戦する昔ながらの遊びで、あの手この手を駆使し本田を圧倒する両さん。ゲームは中川麗子を加えた4人対戦へ移行し、3人は手段を選ばない両さんを倒すべく協力態勢をとる。
・私もこの遊びは子どもの頃にやった記憶がありますが、そういえば正式名は無かったような(笑)。
《扉絵:両さん&中川、歩道橋にて》

186-6「最新ゴルフ事情の巻」
今日は両さん本田中川麗子の4人でゴルフコンペ。クラブ3本と力技だけで勝負する両さん、純金やダイヤを用いた超高級クラブを使う中川&麗子と、プレースタイルにもそれぞれの個性が。
ゴルフ場破りとの変則勝負に始まり下町山手線一周団地屋上傘クラブ…と変わり種ゴルフの多い こち亀ですが、今回はこれまでで一番普通のゴルフかも?(笑)
《扉絵:なし》

186-7「脳波個人情報の巻」
中川の会社で開発されたヘアバンド型脳波計測器で、頭がエロ妄想いっぱいの両さん、両さんと相対する時は常に怒っている部長らの思考が明らかに。今日もそんな部長のイヤミ攻撃を受けた両さんは…。
《扉絵:ランボルギーニ・アヴェンタドールJ with 麗子

186-8「オリンピックだよ日暮集合!の巻」
オリンピックイヤーの2012年を迎え、日暮の存在を思い出した両さん中川麗子。両さんが4年前にケータイを持たせた日暮をロンドンへ送り出したことが判明し、捜索のため一路イギリスへ向かう。
・こち亀の誇る名物キャラクター、オリンピック男こと
日暮熟睡男2008年の北京五輪以来4年ぶりに登場。1980年のモスクワ五輪以降4年に一度(+α)必ず登場している日暮、2012年には現実のネットニュースで取り上げられる風物詩にまでなりました(笑)。
・「以前 騙した時 大暴れしたんだ」は
49-7(1986年)の話。
・扉絵の次(本編の前)ページには、前回日暮が登場した
165-5の簡単な内容解説を掲載。
・サブタイトルは昭和時代の大人気バラエティ番組「8時だョ!全員集合」のもじり…というのも今や解説が必要ですかね(^^;)。
《扉絵:日暮復活! with 両さん・中川・麗子・部長
・扉絵は本誌掲載時はカラーでした。

186-9「ぶれない男の車の巻」
愛車を買い替えることになった大原部長だが、最新カーの仕様に「曲線ばかりのデザインは嫌」「オートマは嫌」とことごとく渋い顔。要望を全て取り入れ、9割近くを改造された部長仕様セダン車は…。
・部長がかつて(
76-3)100万円で購入した往年の名車・トヨタ2000GT、エンジントラブルをきっかけに300万円で人手へ。“部長の愛車は必ず悲惨な最期を遂げる”ジンクス、今回は外れて良かったですね(笑)。
・窓開閉ハンドルを普通に懐かしがってしまった私は部長世代側(苦笑)。
《扉絵:麗子・ビキニスタイル》
・巻末には恒例「
秋本治のこち亀186巻ウラ話」を2ページ掲載。

187巻  【JCリスト】 【WJ本誌での作者コメント】 【Amazon】

187-1「海へ行こうの巻」
レモン早矢と共にオープンカーで海水浴へやって来た両さんは、底抜けのバイタリティで遊びまくり。そんな中、レモンの連れて来た雪丸が波打ち際で何かを発見する。
138-5以来 久々に披露する纏の水着姿ですが、10ページ目(P14)の足指が逆に…。できれば重版で修正してほしいところです。
《扉絵:なし》

187-2「進化する監視カメラの巻」
セキュリティシステムの一般化やケータイの高機能化など、どこでも監視の目を意識せざるを得なくなった現代社会。警視庁でも各地に設置された監視カメラをフル活用して指名手配犯を捜索するが…。
・最新のセキュリティやカメラについてのウンチクをふんだんに盛りこんだエピソード。
中川君麗子さんは「犯人検挙率を上げている」「抑止力になる」と監視カメラに肯定的ですが、個人的には167-3ラストの部長のつぶやきの方に共感してしまいます。
《扉絵:なし》

187-3「富士登山駅伝競走の巻」
過酷さを誇る富士登山駅伝へ出場命令を受けた両さん。アクシデントで足の骨にヒビが入っていることを主張するも、部長は聞く耳を持たず…。自衛隊員やSWAT隊員らと壮絶なバトルを繰り広げる羽目に。
・「(両さんのケガは)ふだん元気すぎるから実感ない」という
麗子さんに同感(笑)。最初「何かの理由でウソをついてるのかな?」と思ってしまいました(^^;)。
《扉絵:両さん&蝶》

187-4「超小型モビリティの巻」
軽自動車と自転車の中間として期待される新ジャンル電動車“超小型モビリティ”だが、両さんは「各メーカーの目指す方向性がバラバラすぎる」と苦言を。中川の力を借りて両さんが開発するモビリティのアイデアとは…。
・国土交通省が導入を進めようとしている「超小型モビリティ」(
※参考リンク)が題材のエピソード…のハズですが、両さんが作るのは巨大なミニ四駆です(笑)。
《扉絵:両さん&擬宝珠姉妹、眠る
雪丸を囲んで》

187-5「新健康法の巻」
ヨーグルト、フルーツ、白胡麻と、テレビ番組に感化されてすっかり健康食志向の部長。自分の好きな駄菓子を全否定してくる部長に反発した両さんは、部長の家のテレビを細工して…。
・健康の一番の敵はストレスですし、基本的に好きな物を食べるのが一番という論は個人的に共感できます(
秋本先生も巻末で「そもそも体に悪いものは売らない(笑)」とバッサリ)。両さんのやってることは極端ですけどね(笑)。
・本誌掲載時1ページ目のハシラには「この作品はフィクションであり両さんの個人的見解に一切責任は持ちません(笑)」のコメントがあり、
128-1の時を思い出させました(^^;)。
《扉絵:なし》

187-6「江戸ゴルフの巻」
「江戸時代の先祖がゴルフ好きだった」というボルボの祖父・小金丸の話を確かめるべく、小金丸が住む鹿児島へ向かう両さんたち。そこにあったのは、以前の忍者屋敷からリニューアルした“忍者ゴルフクラブ”だった。
・老忍者・西郷小金丸さんが
151-2以来6年ぶりの登場。平然と大ボラを吹きまくるマイペースキャラは相変わらずです。
《扉絵:ボルボ、空母甲板で軍隊ゴルフ中(見開き・本編に直結)

187-7「スカイツリー行きたいねんの巻」
ハルたち通天閣署メンバーと共に東京スカイツリーを訪れた両さん。大混雑の行列を裏ワザ(?)ですり抜けて天望デッキへ上り、一同で東京の絶景を堪能する。
《扉絵:ハル(ラフ画)

187-8「書はワールドワイドなりの巻」
前話より続き)レイと共に再びスカイツリー天望デッキを訪れたハルは、窓拭きのバイトをしていた両さんとバッタリ。両さんの友人の日本通インド人・チャラオの元を3人で訪れる。
《扉絵:両さん&ハル(&
中川)、スカイツリーを望んで》

187-9「空蝉(うつせみ)の巻」
成虫になったセミの命がたった一週間と知り、「かわいそうじゃ」と意気消沈するレモン。虫の命に思いを馳せるレモンは、道端に落ちていた脱皮前のセミを発見し…。
・セミ知識を盛りこみつつ、また一つ大事なことを学ぶレモンを描くエピソード。
登場初期は無愛想だったレモンも、善い人たちに囲まれて少しずつ成長していっていますね。
《扉絵:特別漫画・両さんの夏休みセミ取り編》
・巻末には恒例「秋本治のこち亀185巻ウラ話」を4ページ掲載。

188巻  【JCリスト】 【WJ本誌での作者コメント】 【Amazon】

188-1「がんばれバイト君の巻」
両さん残念(法条)の新たなアルバイトは、弁当製造工場のライン作業。ベルトコンベア上へひたすら肉を並べていく仕事の思わぬハードさに、二人そろって悪戦苦闘する。
《扉絵:レモン雪丸

188-2「新世紀ミニ四駆の巻」
塾の日と重なりミニ四駆レースに出られなくなってしまった大介は、部長に代理走行を依頼。孫かわいさで安請け合いしたもののミニ四駆が全くわからない部長は、会場へ来ていた両さんの手を借りることに。
・ホビーとして長い歴史を持つミニ四駆ですが、こち亀でメインの題材となったのはこれが初。
スタンプラリーとかミニ四駆とか、代理では意味がなさそうなこともなぜか部長にやらせますよね大介君(^^;)。
《扉絵:両さん&ラジコン刑事
・扉で両さんが走らせているミニ四駆は「五駆郎伝説」の文字入り。往年の人気ミニ四駆漫画「ダッシュ!四駆郎」(1987〜92年)のパロディですね。

188-3「車ディーラー対決の巻」
全く車が売れず沈みきっているカーディーラーの店長に出会った両さんは、販路が大型電気店やショッピングモールへ移行しているカービジネスの現状をレクチャー。さらにあの手この手で販売を後押しする。
《扉絵:両さん&麗子、京成関屋駅ガード下にて》

188-4「当選 台湾旅行の巻」
福引き特等の旅行で残念(法条)と共に台湾へやって来た両さんだが、なぜか現地人に大騒ぎされサインを求められる。人気の双子コメディアン「台北88」と両さんの顔がそっくりだったのだ。
《扉絵:レモン雪丸、紅葉の散る道にて》
・扉絵はカラー化されコミックス184巻※Amazon)の表紙へ流用されました。

188-5「何でもベスト本の巻」
雑学(ざつ・まなぶ)から借りた漫画大賞候補作品を読み、順位を付け合う派出所一同。なぜかネットに流れた両さんの審査順位はマニアから高い評価を受け、漫画賞審査員の依頼が舞いこむ。
《扉絵:中川&両さん with マクラーレンMP4-12C Can-Am Edition SP》

188-6「商店街バザーの巻」
予算不足の商店街から相談を受けた両さんは、お金を集めるためバザーの開催を決定。あの手この手で売り物を集められたバザーは、商店街の規模を超えた巨大イベントになっていく。
《扉絵:エンジェルサンタ麗子

188-7「平和サンタの巻」
総監命令により、停戦を呼びかける“平和サンタ”としてアフリカの紛争地域へ派遣されることになった両さん。殺気立つ戦場の最前線へ「メリークリスマス!」とヘリから舞い降りるが…。
《扉絵:両さんサンタ=両さん太》
・扉絵はカラー化され、今巻の裏表紙へ流用されました。

188-8「レモンのサンタクロースの巻」
“サンタクロース=太ったおじいさん”のイメージが強いレモンは、幼稚園のクリスマスイベントでサンタ役に任命されしょんぼり。更に町会の行事でもサンタをやることになり、渋々プレゼントを配り回るが…。
《扉絵:レモンサンタ、
雪丸ラッキーと》

188-9「メリーおめの巻」
クリスマスを過ぎてもサンタ人形が売れ残っている商店街のため、「“サンタ=クリスマス”のイメージをなくしてしまえ!」と発案する両さん。あの手この手で世を盛り上げ、新たなサンタ像を定着させていく。
《扉絵:両さん・中川麗子(ボールペン画)
・扉絵はキャラから背景・タイトルロゴまで全てボールペンで描かれた物とのこと(ベタ&トーン処理は無し)。
近年の高性能ボールペンのおかげもあってか、こち亀の画面としてそれほど違和感は無いですね。
・巻末には恒例「
秋本治のこち亀188巻ウラ話」を2ページ掲載。

189巻  【JCリスト】 【WJ本誌での作者コメント】 【Amazon】

189-1「ボーカロイドの作り方の巻」
交通課の新人婦警・保可炉衣土(ほかろ・いと)巡査は、歌から話し言葉までボーカロイド・初音ミクにそっくりの声。同僚の雛野と協力してオリジナルソングをネットにアップしたところ、たちまち大評判に。
186-1に続くボーカロイド話の第2弾は、新キャラを絡めた別視点で。今回も劇中解説はかなりの詳しさです。
《扉絵:
両さん中川麗子 in 3Dゲーム》

189-2「メイドロイドの巻」
新年会で酔いつぶれてしまった麗子を自宅まで送り届けたは、その豪華すぎる暮らしぶりと突然現れ麗子を介抱する男に驚愕。実は男の正体は、中川の会社で試作された人型管理ロボット“メイドロイド”だった。
《扉絵:スペースチャンネルRA(ラフ画)

189-3「金持ちプラモ道の巻」
大金持ちの中川が小学生時代にプラモを作ったことがあると聞き驚く両さんたちだが、その実態は庶民とはかけ離れた世界だった。中川にプラモの組み立てをやらせた両さんは、自分たちとの様々な差を目の当たりに。
・冒頭では、情景模型で有名だった実在メーカー・河合商会の倒産(
※ニュース記事)などの話題も。
《扉絵:雛野姫果?、雪の中 缶ミルクティーで一息(ラフ画)
これまでにも何度かあった“髪型が違って誰だかわかりにくいヒロイン扉絵”(^^;)。当サイトでは いただいたご意見を踏まえ雛野姫果表記にしましたが、他にもご意見ありましたらTwitterから是非。

189-4「1/3(さんぶんのいち)ルールの巻」
製造日から賞味期限までの3分の1を過ぎた食品は“納入期限切れ”となり小売店へ卸すことができない、という商慣習を知った両さん中川の会社から処分品をもらい受け、学校などへ配り始める。
・小売への納入期限(賞味期限までの1/3)や販売期限(同2/3)といった商慣習、それにより廃棄される食品が年間500〜900万トン存在する事など、現実の問題が具体的な解説と共に盛りこまれています。
表現手法こそマンガ的ではありますが、リアルで大きな問題ですね…(96-9でも少し取り扱われていました)。
・両さんの母校・大門小学校が久々に登場。108-4(校舎取り壊し話)では「生徒減少」の文字もあり“廃校”っぽいニュアンスでしたが、その後 校舎建て替えで存続しているんでしょうか。
《扉絵:ランボルギーニ アヴェンタドール REIKO SP》

189-5「家族ロボの巻」
ディズニーキャラクターの合体ロボ超合金に刺激を受けた両さんは、ロボ化した家族が合体するオリジナル超合金「絆ロボ」を開発。オーダーメイド制で商品化された絆ロボは大きな反響を呼ぶ。
・冒頭で登場している「超合金 超合体キングロボ
ミッキー&フレンズ」は、2013年3月ほんとうに(笑)発売されました(Amazon)。
・両さんが試作した“大原家ロボ”は、
部長良子夫人、娘の角田ひろみさんと その夫・英男さん、子供の大介君とちゃん、その弟(角田家の次男)を加えた7体。160-7と今話の初出当時は誕生編(大介君は41-9、桜ちゃんは61-5)が描かれていない次男の存在が不明確だったため作画ミスかとも思われていましたが、2016年発売のコミックス最終200巻特装版付録「こち亀超書(スーパーノート)」の「キャラクター調書」にて設定(後付け?^^;)が明確化しました。
・超合金解説で登場しているロボット「
ジェットイカロス」は105-6からの流用絵ですが、足先の作画がおかしいのは修正されていません(苦笑)。
《扉絵:マリア、冬の窓辺で両さんを想う》

189-6「男の温泉の巻」
両さんを写真モデルにして出版された「男の温泉」本は好評を呼び、続いて全国版の制作が決定。北海道から九州までを股にかけ、裸の温泉めぐり旅が始まる。
・実在の地名入りで、両さんが全国の特徴的な温泉いろいろを見せてくれます。
全国と言いつつ沖縄が入っていないのはちょっと残念。
《扉絵:レモン蜜柑、雪遊び》

189-7「スーパーカーライフの巻」
両さんが雑誌企画へ勝手に応募したせいで、3か月間スーパーカーを自家用車にすることになってしまった残念(法条)。1500馬力・最高時速450km/hの超スペックに振り回され悪戦苦闘する。
《扉絵:両さん》

189-8「秘境の温泉の巻」
冬の旅行で秘境の温泉を訪ねることになった派出所メンバー。断崖絶壁をよじ登ったりのとんでもないルートに(両さん以外は)悪戦苦闘しつつ ようやく山頂の温泉旅館へ到着するが…。
・温泉の出る話が3連続。取材で得たネタを使いきるためでしょうか?(笑)
・旅行の参加メンバーは、両さん・
中川麗子部長のレギュラー組+残念(法条)本田マリア雑学(ざつ・まなぶ)の8人。雑もすっかりセミレギュラー扱いですね。
《扉絵:麗子・早矢、雪の降る中で》

189-9「カラオケバトルの巻」
「採点システムで90点以上を出せば半額、95点以上ならタダ」のカラオケ店へ中川麗子らと共に挑む両さん。ことごとく失敗を重ねるが、交通課の婦警・保可炉衣土(ほかろ・いと)が100点を出せると聞き…。
・巻頭の
189-1で登場した保可炉衣土(ほかろ・いと)巡査が再出演。
・サブタイトルは
186-4と全く同じ。51-358-8(共に「天国からの訪問者の巻」)に続く2つめの同一サブタイトルとなります。
《扉絵:なし》
・巻末には恒例「
秋本治のこち亀189巻ウラ話」を2ページ掲載。

190巻  【JCリスト】 【WJ本誌での作者コメント】 【Amazon】

190-1「艶歌(エンカ)ロイドの巻」
両さんの声を使ったボーカロイドソフト「りょーつっぽいど」がアジア圏で大人気に。版権を管理する勘兵衛の発案により、コンサートツアーの開催が決定する。
186-1から始まったボーカロイド話シリーズ(?)。
《扉絵:なし》
・コミックス190巻を記念して、巻頭には描きおろしカラーピンナップがとじ込みに。表は派出所前に立つ両さん、裏はハッピ姿の両さん・蜜柑の絵となっています。191巻以降も特別企画が進行中とのこと。
・190巻の装丁デザインは、
99巻まで(&141巻)で使われていた定番フォーマット。カバーを取った下や背表紙の電話シルエットも懐かしい仕様になっています。カバー折り返しの既刊紹介は、これまで本編で登場したネタが目白押し(笑)。

190-2「学びの時代の巻」
1歳の頃から様々な習い事に励んでいたレモン。母・桔梗は、レモンと勉強のライバルだった少女・美咲鈴(みさき・りん)の友情エピソードを両さんに語る。
・お漏らしをしてしまった友達に水をかける話は他の漫画やTVドラマなどで何度か同様のシチュエーションが登場していましたが、元ネタは徳川家茂と戸川安清の逸話(
Wikipedia)でしょうか?
《扉絵:両さん&擬宝珠一家、居間で団欒》

190-3「GPS飛行艇の巻」
数日にわたって長距離を飛び続けるラジコン飛行艇レースに、両さんもハマり中。日本列島縦断レース・日本海横断レースを経て、ついに豪華賞金付きの太平洋横断レースが実現する。
《扉絵:ランボルギーニ セスト・エレメント with 麗子

190-4「スマホ競争の巻」
世はスマートフォン(スマホ)全盛時代。旧型ケータイを使い続けていた部長も、女性から笑われたのを機に一念発起。義息子の英男からレクチャーを受け、最新機種でスマホデビューする。
160-7を彷彿とさせる話。部長はまたしばらくしたら同じことを繰り返しそうですね(笑)。
《扉絵:レモン雪丸、「坂のホテル」近くの階段にて》

190-5「サクラよりイチゴの巻」
区民代表として桜の品種研究に協力させられることになった両さんだが、10個2万円の高級イチゴの存在を知り、興味はそちらへ。区から取った予算と残念(法条)の頭脳を駆使し、新種イチゴの開発に挑む。
《扉絵:フェラーリF12ベルリネッタ with 中川&両さん》

190-6「根画手部(ねがてぶ)の日々厄日の巻」
仕事のため飛行機で沖縄へ行くことになった超心配性警官・根画手部(ねがてぶ)巡査。事故やハイジャックを怖がって大騒ぎを繰り返し、同行の両さんを辟易させるが…。
167-5171-9に登場したネガティブ警官・根画手部不吉(ねがてぶ・ふきち)が3度目の出演。
《扉絵:ランボルギーニ・ヴェネーノ with
麗子

190-7「天翔る(あまかける)鳩たちの巻」
迷い鳩を保護した両さんは、その飼い主の少年・鳩夫から鳩レースについて教えられ興味を示す。譲り受けた鳩を訓練し、大はりきりでレースへ出場させるが…。
・連載1800回突破
(※当サイトのカウントとは異なります)記念話は、1970年代にブームのあった鳩レースが題材。コミックス収録にあたり「鳩レースのプロセス」解説が1ページ描きおろされています。
・初出時は、WJ表紙でも両さんが「祝!!一八〇〇回」の巨大トロフィーに登ってVサインを決めていました。

《扉絵:両さん・
中川麗子本田、飛ぶ鳩を見上げて(見開き)
・扉絵(初出時はカラー)は、本誌初出時 クリアファイル化されて100名にプレゼントされました。

190-8「ハインケル刑事(デカ)の巻」
ドイツの双胴(ツヴィリング)爆撃機・ハインケルに乗って現れた新たな特殊刑事灰無蹴流(はいんける)は、大阪人の双子チーム。機体3つを繋げた珍飛行機に乗る三つ子の悪党を相手に空中戦を繰り広げる。
・15組目となる特殊刑事・
ハインケル刑事(二人チーム)が初登場。大阪出身で、ハルたち通天閣署メンバーとも顔なじみのようです。
《扉絵:マクラーレンP1 with
麗子
・本編終了の次ページには「JC189巻の巻末に、ミリタリーに詳しい漫画家・吉原昌宏先生によるツヴィリングの解説が載っています。そちらもぜひ!」と秋本先生のメッセージが。

190-9「電車で食べたいの巻」
通勤電車内で牛丼を食べていた両さんに、公共の場でのモラルを厳しく説く部長。反論を全て却下されて憤った両さんは、中川鉄道に「食事専用車両」を作らせる。
《扉絵:メルセデス・ベンツ SLS AMG with 両さん&中川》
・巻末には「
181190巻 サブタイトル完全リスト」を掲載。100巻150巻170巻180巻200巻の巻末にも それぞれサブタイトルリストが収録されています。
・恒例「
秋本治のこち亀◯巻ウラ話」はお休み。


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