・2003年から現在まで無休で続いている、JUMP REMIX（コンビニ向け単行本）版こち亀の毎月刊行シリーズ。第一弾は「毎月こち亀（こち亀 毎月 大せれくしょん）」。
・ペーパークラフトの両津大明神社（58-6に登場）型貯金箱が付録に付いています。（※再販版には付録は付いていません）
・こういった形の編集だと、こち亀の作風の変化が如実に分かりますね。近年になるほど正月らしさを前面に出さなくなっているようです。
・2007年・2022年には、「毎月こち亀 笑撃復活!!スペシャル」と題したリニューアル版が発売（付録はカット）。同コンセプトを受け継いだ「こち亀GOLD」「こち亀づくし」、発表順収録の「平成こち亀」と並行して毎月刊行されました。

・７話目に収録されている「カナダ翻堕羅拳法珍道中の巻」は、JCでは前後編のエピソードでした。今回は、後編のみの収録となっています。

・両さんの誕生日以外は“３月らしいエピソード”というのが少ないせいか、やや季節感に乏しいセレクトかも？ なぜ貌丹邑大佐の話が（^^;）。
・「カメダス２」に倣い、今回も寺井さんの誕生日は３月２日との記述が。JC・8-9でのやりとり（誕生日が端午の節句（５月５日）という話題）は、現在まで修整されていないようですが…。

・「バスルーム狂騒曲の巻」「秘薬リョーツＧＰＸの巻」は、編集の都合上か扉絵がカットされています。
・恒例の「秋本先生監修!! こち亀毎月カレンダー」が巻末に掲載されていますが、こち亀で“各エピソードが何月何日の出来事か 公式設定を決める”というのは、個人的にはすごく余計な事だと思うのですが…（ガンダムじゃないんだから^^;）。主人公の身長設定を聞かれて「めんどくさいから自分の身長を答えた」秋本先生ですし（笑）、寺井さんの誕生日をはじめとした新たな矛盾点も生み出しているようですしね…。部長の誕生日のように、矛盾をギャグにするぐらいの方が こち亀らしいのでは？

・４ヶ月ぶりの付録ペーパークラフトは、こち亀ファンなら誰もが知っている（？）「おばけ煙突」。昔ながらの駄玩具を彷佛とさせる「指から煙の出るシート」も付いています。（※再販版には付録は付いていません）
・１・５・８・９話目は、扉絵をカット。
・「スペシャルトーク」コーナーでは、秋本先生が おばけ煙突の思い出を語っています。

・「毎月こち亀」初の、完全描きおろし表紙。ジューンブライドにちなみ、ウエディングドレス姿の麗子さんとマリアに囲まれて照れる両さんです。

・２話目は本来46-4との連続エピソードでしたが、今回は１話分のみの収録です。

・「懐かしの夏休み工作」と題して、ディオラマ「両さんのわくわく水族館」・サングラス型お面「オメングラス」の２大ペーパークラフトが付録に付いています。（※再販版には付録は付いていません）
・２話目は本来71-7（後編）との連続エピソード。今回は前編のみの収録です（前後編で巨大な絵になっていた見開き扉も、まるまるカット）。
・９話目も同様に112-6（前編）との連続エピソードでしたが、後編のみ収録。

・表紙は運動会スタイル（既発表の絵をトレスで修整した物）ですが、収録エピソードは季節感の無い物が揃っています（２・３話など、発表当時は真冬のエピソードだった物も）。

・３＆４話のスポーツ話・７話の温泉話を除いては、先月同様 季節感の無いラインナップ。ですが、ジャンプコミックス62巻・102巻・118巻と、同じ巻からの複数話セレクトが多いのは 少し不思議。（編集さん、手 抜いてませんか？^^;）

・イベントが少ない11月という事もあり（こち亀で七五三話というのも無かったですし）、今回も季節感は低めです。

・クリスマス＆忘年会話が中心。３・９話は、扉絵がカットされています。
・「歳末スペシャル」として、９話をモチーフにした「両さんのトロバス物語」ペーパークラフト（ディオラマ）が付録に。（※再販版には付録は付いていません）
・１年間続いた「毎月こち亀」。2004年は「こち亀 月極 超セレクション（月極こち亀）」と改題して、同コンセプトが続く事になります。